おはようございます。水野です。

今日は、理想を高く持って仕事をしているものの、なかなか
自分に満足のいかない仕事しかできないと悩んでいる
人に聞いて頂きたいお話をご紹介したいとと思います。

では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 豊川悦司、役者時代のこだわりが……
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昨日、一昨日のメルマガに引き続き、日曜の朝に見た、
「ボクらの時代」で聞いたお話をご紹介しましょう。

ちなみに、昨日と一昨日のメルマガはこちら

 自分が今の仕事に向いているか疑いを持った時
  → http://www.mizunohiroshi.com/archives/1082807.html

 今の仕事を辞めた方が良いと思ったとき
  → http://www.mizunohiroshi.com/archives/1084118.html


さて、例によって映画「今度は愛妻家」の監督である、
行定勲さんが、主演の豊川悦司さん、薬師丸ひろ子さんが
対談していたのですが、この中で、豊川さんのことが話題に
なりました。

豊川さんは、プライベートもあまり見せず、役者としての
こだわりも強くて、同じ役者仲間から見ても、少々取っつき
にくいところがあったそうです。

実際、豊川さんご本人も、昔はこだわりが強くて、芝居も、
自分が納得いかないと何度も撮り直してもらうように言っていた
とのこと。

そんな、豊川さんも、ある経験があってから、自分の演技に
対しての、納得の仕方が変わったそうです。

その理由は……
 
 
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  ● 納得のいく仕事が出来ない人へ
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前向きに仕事に取り組んでいる人たちの多くは、


 ■ 自分が納得する仕事をしたい


と思っていることでしょう。

もちろん、私自身も常日頃からそう思って仕事に
取り組んでいます。

しかしながら、現実的には、充分に納得できる様な
仕事は、なかなかできないものです。

その原因は、いくつもあります。

例えば、予算がなかった、期限がなかった、人が足りなかった、
自分の能力や経験が足りなかった、などなど……

しかし、こういった、外的な要因や、能力の要因と別に、
納得できる仕事が出来ないという、意外に多いケースが
あります。


それは何かというと、


 ■ 周りのあなたへの要求と、あなたのこだわりにズレがある


という場合。

あなたが、もっとこの部分の品質を上げておきたいと思っていても、
発注者が、そこの部分ではなく、こっちの品質にこだわって欲しい、
と思っていたりとか。

特によくありがちなのは、品質を高めたいという自分の
こだわりに対して、上司や顧客が、期日や金額の方を優先
して欲しいといわれ、納得のいかない仕事になってしまった、
なんて言うケース。

こういった、周囲の望んでいる要求と、あなた自身とのこだわりに
ずれが生じてしまう場合、納得のいく仕事にならない、という
わけなんですよね。

で、こういうズレに、きちんと気づけるようになるためには、

 ★ 今の自分の仕事から、一歩高い視点でものを見る

事が必要になるわけです。

豊川さんも、役者専門でやっていたときは、強いこだわりをもって
役に取り組んでいたそうです。

しかし、1998年頃から、テレビドラマの脚本や演出も
手がけるようになってきてから、その考え方が変わったそうです。

全体のバランスを含めて総合的に作品を作っていく演出家という
立場に立ったことで、それまでのこだわりが、

 ■ 自分視点からしか見ていないこだわり


であったことに気づいたそうです。

そして、そのときから、役者という仕事は、自分のこだわりだけで
演じるものではなく、全体のバランスの中で評価されるものなのだ
という事を理解して、不用意にこだわりを前面に出して突っ張る
事はやめたそうです。


もし、あなたが満足のいく仕事が出来ていない、と嘆いて
いるのならば、


 ★ そのこだわりは、誰のためのこだわりなのか?


という問いをしっかりとしつつ、今の自分の立場より、
もう一歩高い視点から、今の仕事を俯瞰してみると、
何か違うものが見えるかもしれませんね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

  あなたの納得のいく仕事というこだわりは、誰のためのものだろうか

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こういう良い方をすると、

「だったら、自分の仕事に納得いかないまま妥協しろと言うのか」

と言い出す人がいるかもしれません。

多分、15年前の私だったら、この話を聞いて反発したく
なるでしょうね。

もちろん、全体のバランスが重要だと言うことは分かる。

でも、自分の領域においては、出来るだけ妥協せず、
納得のいく仕事がしたいんだ!! と。


でも、45歳を超えた今、思うのは、


 ■ 納得のいく仕事が出来ると思っているのが大間違い


だということ。

そもそも、仕事なんて、納得がいくレベルまで出来る
ものじゃないんですよね。

大体において、納得できないという人の求めるレベルは
高いものですから、そんな高いレベルに、たどり着ける事って、
そうそう無いわけです。

どんな立派な仕事をしている人でも、いや、立派な仕事をしている
人ほど、自分の仕事に心底納得などしていない、と思っている
ケースが多いようですから。

だから、心構えとしては、納得のいく仕事をしようとするのではなく、


 ★ 納得のいく仕事となるよう、どこまでにじり寄れるか


という事を、最近の私は思うようにしています。

一歩高い視点を持ちつつ、それでもなお、自分の領域において、
最高に納得できる仕事をめざし、妥協することなく、あきらめる
ことなく、出来る限りぎりぎりのところまで、にじり寄っていき、
いよいよもうこれ以上は無理だ、というところまできたら、


 「今回はこの辺までにしといたろ」


と思って、仕事を納品し、また次の仕事に取りかかるときは、
ぎりぎりまで納得のいく仕事となるよう、それに向かってにじり
よっていく。

この繰り返しが、きっと、前向きに仕事に取り組む、という
事なんだろうな、と思うんですよね。

もしあなたが、納得のいく仕事にこだわっていきたいのなら、
周りの要求にもきちんと目配りした上で、決して妥協せず、
自分の納得する仕事ににじり寄っていって下さい。


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