おはようございます。水野です。

今日は、週末恒例のアンコール版として、
2008年1月31日発行のメールマガジンを、
お送りしたいと思います。

では、早速参りましょう!
 
 
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  ● わかりやすく話そうとしてはいけない
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このメルマガをお読みになる方の中には、セミナーや研修、または
イベントなどで会社や商品・サービスについての講演をするなど、
大勢の人の前でお話しする機会があるいう方も多いでしょう。

そして、その方たちは、大勢の人たちに理解してもらうためには、
どうやってコンテンツを作ればいいか、日々頭を悩ましていると聞きます。

そんな人たちが参考にしようとよく手にするジャンルの本として、
プレゼンテーション(以下プレゼン)関係のものがあります。

それらの本の中には、自分が伝えたいことをわかりやすく
表現する方法がたくさんかかれています。これは確かにすばらしい。


しかし、プレゼンがうまいという人が、必ずしもセミナーや研修、
講演などでうまく結果を出せるとは限らないんですよね。

その大きな原因は何かというと、


「わかりやすく話そうとする」


という、大きな落とし穴にはまっているからなんです。
 
 
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  ● 話を聞く人たちの心理を探る
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わかりやすく話すことがなぜいけないのか、それをお話しする前に、
まずプレゼンとセミナー・研修・講演の違いを考えて見ましょう。

いずれも、複数名の人間を前にして自分の考えを述べる、という点では
同じようなものだと思われるかもしれません。

しかし、参加者のおかれた立場や意識に注目して考えてみると、
これらはまったく違うことがわかります。

まず、プレゼンのほうですが、こちらは

 ・参加者に話を聞く目的がある
 ・プレゼンが終わった後は、参加者が適切な判断・行動する義務がある
 ・(極端に言えば)意思決定権者だけが理解・納得できればよい

といえるのではないでしょうか。


つまり、参加者の気持ちとして、聞きたい・聞きたくないに
かかわらず


 ◆ 話を聞いて、判断行動を起こさなければいけない


ということが、プレゼンの場合は参加者に義務付けられているんですね。


だから、こういう人たちに対しては


 ◆ わかりやすく話す


ということが求められるわけです。



ところが、セミナー・研修・講演にこられる参加者の意識は、
程度の差こそありますが、上記とほぼ真反対になります。つまり、

 ・参加者に話を聞く目的意識がない
 ・セミナーが終わったあとに、参加者が判断・行動する義務も無い
 ・参加者の一部だけでなく、全員に理解・納得してもらう必要がある

というわけです。

ここで参加者の気持ちになって考えていただきたいのですが、
もしあなたが聞きたくも無い、と思っている話をわかりやすく
話されたとして、果たして十分に理解・納得できるでしょうか?

それ以前に、聴く耳すら持たない、という状態になることが
当たり前なのではないかと思います。

つまり、わかりやすく話す前に


 ★ 話しを聞きたいという気持ちを作る


ことがとても重要なわけです。


例えば、今私が

 「ナスティテルメス・シロアリの生態について、
 わかりやすくお話させていただきます」

といったら、果たして皆さんは聞きたいと思うでしょうか?

よっぽどのシロアリ好きしか、興味を持って聞いてみよう
とは思わないでしょう。


しかし、

 「100年以上生きる虫がいるって知ってますか?」
 「体長10センチ以上のアリがいるってご存知ですか?」


といえば、多くの人が

 「なにそれ? ちょっと知りたい」

と思うでしょう。

こうやって、参加者の興味・好奇心を、自分の話したい内容に
向けていくというステップが、セミナー・研修・講演には
必要になるのです。

わかりやすく話す、というのは、この気持ちを向けるステップを
十分にやりきった後のこと、というわけですね。


参加者は、話し手である私たちが想像する以上に話を聞こうという
意識を持っていないものです。

これは、皆さん自身が参加者の立場になったときのことを
思い返してみれば明らかだと思います。

だからこそ、「聴きたい!」と思わせるような気持ちのベクトル作りを
是非心がけてくださいね。


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           今日のトーク術・まとめ

 わかりやすく話す前に、聴きたい! と思われる気持ち作りをしよう!
  
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私自身、セミナーの仕事を始めるにあたっては、
プレゼン関係の本を読んで勉強しました。

しかし、それだけでは、成果や結果につながるセミナーには
ならなかったんですよね。


ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、元々私は
悪習慣改善をテーマにしたセミナーをやってました。

このセミナーは、巷によくある普通のセミナーと違って、
結果が求められるんですね。

禁煙したいと思って参加してくださった方に、

「いやあ、先生、(スーッ)
今日は本当にすばらしい話を聞かせてくださって(プハァー)
ありがとうございました! (トントン)」

と、タバコを吸いながら言われたら、それはもうだめなわけです。


それでも、最初のうちは一生懸命わかりやすいセミナーを作っては、
結果が思うように出ないことに悩んでいたわけです。

そんな中で試行錯誤していくうちに、自分の伝えたい話を、



 ★ 参加者が心から納得し、行動してもらう方法



を、少しづつ見つけていったのです。

今日お話したのは、その中の一部でありますが、まずはこの点だけでも
認識を改めることで、ずいぶんと話し方、伝え方が違ってくるんじゃ
ないかと思います。是非取り入れてみてください。


ちなみに、聞き手に行動変容を起こすセミナーの作り方について
興味ある方は、この下にある「高品質セミナー作成講座」の中で、
更に詳しくお話をしております。

ご興味ある方は、サイトの方をご覧くださいね。



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  ● 編集後記
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2008年の9月より、Biz.IDさんで連載を持たせてもらっています。

 → http://bizmakoto.jp/bizid/mizuno_index.html

もうすぐ1年半くらいになるのですが、昨日、ちょっと不思議な
現象が起きました。

というのも、過去に自分が書いた記事が、突然、Bis.ID内の
アクセスランキングベスト30に、8本もランクインしたんです。

今まで、2,3本がランクインしたことはあったんですが、
8本者記事がランクインしたのはなかったんで、一体
何が起こったのか、不思議でなりません。

どこかのネットニュースで紹介されてたよ、という情報を
お持ちの方は、教えてくださいませ。


さて、昨日の我が家のネコブログ。
マタタビでトロンとする二人を見てみたいものです……
 → http://ameblo.jp/keisukeatumi/day-20100205.html


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基本的に毎日書きためをせずに書いております。

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書くこともありますし、時間に追われ、慌てて書くこともあります。

そのせいか、時々文章がおかしかったり、誤字も多いのが玉に瑕の
メルマガでありますが、毎日、その時の想いをタイムリーにお届け
する、というところを一番大事にしたいと考えておりますので、
そのあたりは、どうかご容赦下さいませ。


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