おはようございます。
水野です。

さて今日は、週末恒例のアンコール版として、2008年5月24日の
メールマガジンをご紹介したいと思います。

では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 絵を上手く描く方法を求めて
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最近、メルマガでも絵の話をしていますが、絵心無いくせに
絵を描きたいという気持ちが高まってきています。

で、色々と本を買って読んだりしているんですが、
その中の一冊に、

「どんな絵の下手な人でも、7日間で驚くほど絵が上達する」

と謳っているものがありました。


自他共に絵がへたくそと認める私は、当然のことながら
飛びつきましたよ。ええ。

でもね、私ももう、いい大人なんで、こういったことを
鵜呑みにするほどバカじゃないわけです。

飛びついたんだけど疑っているわけですよ。

だから、眉につばつけて、そのつばつけた指で、
おそるおそるページをめくっていったんですね。

すると、最初に線画の馬の絵がありまして、
こんな課題が出てきました。


「このイラストを模写して下さい」


ただし、その際の模写の方法が決められていたんです。
その方法は、

 ・ 絵を逆さまにして紙で隠し、その紙を少しずつ
   ずらしていきながら、見えたところを描いていく

というもの。


「はあ?? 何それ?? そんなんで上手くかけるの???」



と思いましたよ。ええ。
もう、クエスチョンマークつきまくり。

ほんと、びっくりして、思わず私は、眉につばを
2重3重に重ね塗りしましたよ。


しかし、本当に驚いたのは、その次でした。

いわれたとおりにやってみたら、
本当に上手に馬の絵が模写出来たんです!!


さて、いったいこの素っ頓狂な模写の秘密とは
なんだったのでしょうか?
 
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  ● ありのままを見る方法
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人が物事を理解しようとするときに、ほぼ全員が無意識に
やっていることとは


 ■ 自分の知識に基づいて情報を受け取る


ということです。


これは、人間としては当たり前のことであります。

しかし、その行為が、帰って誤解や齟齬を生み出す
原因になったりもするんですよね。


例えば、過ちを犯して刑務所に入ってしまった人。

刑務所内できちんと更正し、心を入れ替えて社会復帰
したとしても、その人が前科を持っているということが解ると
眉をひそめる人が少なからずいますよね。

その人自身が、本当に更正していたとしても、
前科持ち、と言う経歴があることで、

 ■ 「前科」と言う知識のフィルターを通してその人を見る

様になってしまうわけです。


つまり、人や物事をきちんと受け止め、理解しなければいけない
ときに、知識が邪魔をすることがある、ということなんです。


絵がへたくそな人も、実はこれに当たるそうなんですね。

見たままを描け、と言っても、上手く描けないのは、
知識が邪魔しているからなんだそうで。


例えば、先に挙げたように、馬の絵を描こうとすると
まず、頭の中に、知識としての「馬」が現れてしまいます。

そうすると、絵をじっくりと見ようとせず、頭の中に浮かんだ
馬のイメージに引っ張られてしまうんです。そして、

 ・足を四本かかなきゃ
 ・顔を長く描かなきゃ
 ・首を長くかいて、たてがみを描かなきゃ

と、こんな風に、知識を使って絵を描こうとするわけですね。

さらに、これらの知識も、はっきりとしたビジュアルが思い描けて
いないので、何となくそれっぽい形を描いてしまおうとする。

そうすると、元の絵とは似ても似つかぬものが出来上がるわけです。


だから、知識で絵を掛けなくしてしまうために、
絵をひっくり返して、紙で全体を隠しながら、一部だけを
露出して描いていくわけです。


こうすると、目に映ったものがいったい何なのかが全く
判らなくなってしまいます。

つまり知識でかけなくなってしまうんですね。

その結果、見たままに描かざるを得なくなってしまうんです。

そうやって、知識の呪縛から離れることによって、初めて
上手な絵が描ける様になるわけです。


知識は、諸刃の剱だなあ、と、自分で描いた上手な馬の絵を見て
つくづく思いました。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

   ありのままを見るときに、知識に邪魔されないようにしよう!

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……とはいえ、この「ありのままに見る」という行為、
かなり難しいんですよね。

どうしても、今までの自分の知識と繋がってパターンで
反応してしまう。

これをどう解消すればいいか、私も試行錯誤をしている
ところなのですが、実際に自分がやっていたことが、
今回紹介した絵の描き方に通ずるものがあったんです。

それは何かというと


 ★ 出来事や人を細分化して観察する


ということ。


例えば、好きになれない人がいて、でも一緒に仕事をしなければ
いけないときに、どうするか。


この場合、嫌いなところをきちんと特定した上で、そうでない
ところを細分化し、それぞれを評価しながら受け止めていく。

そうすると、今まで何となく丸ごと嫌いだったと思っていた人が、
こういうところは嫌いだけど、こういうところは結構良いじゃん、
みたいに、評価が変わってくると思うんですよ。

大好きになった、ということには、まずならないにしても、
好悪の感情に振り回される事は少なくなると思いますよ。

私自身も、嫌いな人が現れたときには、こうやって、その人を
細分化して、好きなところ、認められるところを探し出して
みます。

そうすることによって、嫌悪の感情に長い時間振り回されずに
すむようになりますから。

ということで、何かと感情に振り回されがちな方は、
是非お試し下さいね。



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  ● 編集後記
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情景思い描いたらかわいくて笑ってしまった、
昨日見つけたネットの書き込み。

  体育の時間にソフトボールをしてた時、
  長打を放った女子が、一塁で?何故か?のストップ!

  廻れ!廻れ!の男子の声…

  その時、小さく、うなずいた女子は…


  一塁ベース上でクルクル回り始めた…


さて、昨日の我が家のネコブログ。
啓介、新技をマスター。この子はやるときはやるんですよ。
 → http://ameblo.jp/keisukeatumi/day-20100416.html

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