おはようございます。
水野です。

本編の前にお知らせを。

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さて今日は、昨日のメルマガについて、別の事例を取り上げて
考えてみたいと思います。


では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 本当に「うみの気持ち」で接したら相手が変わってくれるのか?
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昨日のメルマガで、

「相手を受け入れ認めれば、本当に人は変わるのか?」

というタイトルのメルマガを発行しました。

 → http://www.mizunohiroshi.com/archives/1290461.html 


内容は、相手のことを変えようという前に、まず相手を受け入れ
認めることが大切だ、というお話でした。

また、相手を受け入れ、認めることで、そもそもまず、
自分自身の、相手に対しての認識がずいぶん変わるはずなので、
「受け入れ認めても、相手が変わらない」ということは、
そもそもあり得ない、というお話もしました。


このお話は、評判は良かったようですが、それでもなお、
この話をいぶかしく思う人はいらっしゃるようです。

また、読者のKさんからは

  うみの気持ちで接するとのことですが、その際に相手は
  自分に対してどの様な気持ちを持っているのかが、
  とても重要なのではないでしょうか。

  水野さんの奥さんは、心のどこかで水野さんの事を信じたい、
  こうなって欲しい、と言う気持ちを持ち続けてきたのでは
  ないでしょうか。

  色々あったのにも関わらず、水野さんと一緒に居続けた奥さんは
  いかなる時でも敵ではなかったのだと思います。
  (素晴らしい奥さんだと思います。)

  うみの気持ちで接する以前に、接する相手に一目置かれる存在に
  なれるように、改めて努力を続ける事が大事なのかなと感じました。

というメッセージを頂きました。有り難うございます。

Kさんのメッセージの趣旨は、かみさんが私に愛情を持っていて
くれたということを含め、かみさんに対しての賞賛のつもりで
書かれたことと思います。

それがわかった上で、ちょっと引っかかったのが、

  うみの気持ちで接するとのことですが、その際に相手は
  自分に対してどの様な気持ちを持っているのかが、
  とても重要なのではないでしょうか。

という部分。

Kさんご自身は意図されていませんが、うみの気持ちで
接することに疑問を持っている人ならば、この部分だけを見ると

「いくらこっちが海の気持ちで接してたって、相手の気持ちが
 こっちに向いてなきゃ意味ないんじゃないの?」

と思う方もいらっしゃることでしょう。

ということで、今回は、さらにもうひとつの事例を挙げ、
海の気持ちで接することについて考えてみましょう。

 
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  ● 松下幸之助が行ったうみの気持ち
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1964年。高度経済成長の頃。

松下電器は、過剰投資や過当競争の中で、減収減益の兆しを
見せていました。

この状況に、大きな不安を感じた松下幸之助は、7月、
すべての販売店・代理店の社長200名を、熱海に集めました。

  「今回の会合は日にちを切らない」
  「議題はあえて用意しない」

そう決めた幸之助は、参加者全員と徹底的に話し合い、
そして、今後に向けての結論を出そうと考えていました。

すべての参加者の顔が見えるよう、演台を高くし、
参加者全員に、自らが書いた「共存共栄」という色紙を
配り、とにかくお互いが納得するまで、徹底的に話し合う
決意で、この会合に臨んだのです。


しかし、幸之助が想像していた以上に、状況は悪化していました。

なんと、大半の販売店・代理店が、赤字に苦しんでおり、
さらに、その不満は、本体の松下電器に向かっていました。


参加者は、松下電器の責任を追及し、責め続けました。

しかし、幸之助も、販売店の努力不足を感じ、
それらの意見に対して激しく反論することも
ありました。

こうして、両者譲らず、丸2日たっても、解決の糸口は
全く見えず、膠着状態が続きました。

そして迎えた3日目。

ここで大きな変化が起きます。

ここは、パナソニック(旧・松下電器)の社史のサイトから、
引用してご覧頂きましょう。


  「皆さんの言い分はわかった。松下が悪かった」

  突如、頭を下げ、話を始めた幸之助に驚き、騒然としていた
  会場はしんとなった。

  幸之助はもう誰が悪いと言い合っているときではないと思った。

  誰の言い分にもそれなりに理があり、どこが悪いといっても
  始まらない。

  現状は分かった。この現状を突破するために、そしてお得意先の
  これまでの信頼に応えるために、今は松下が頑張るときなのだ。

  葛藤は消え、一言ごとに、これまでのご愛顧に応えられていない
  現状への悔しさと、現状打破への決意をかみしめていた。

  思いは一筋の涙となり、非難で埋めつくされていた会場を
  団結に変えた。


そして、会長職だった幸之助は、営業本部長代行として現場の
一線に復帰し、新しい販売制度を作り、それを全国に普及させる
ために飛び回り、そして、徹底的に話し合うことを続けました。

その結果、販売店・代理店の業績も徐々に回復し、危機的状況を
脱することが出来たのでした。

これが、経営者の間ではつとに有名な、熱海会談の伝説であります。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

  涙を流し、自らの行動を変えるくらい、うみの気持ちで接したか?

‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●

人間関係においては、相手が自分のことをどう思っているのかは、
重要なポイントでしょう。

しかし、その人間関係を築くプロセスで必要な、

「うみの気持ちで接する」

ことは、相手の気持ちがどうあろうとやるべきことなんですよね。


少なくとも、

 「相手が自分をこう思っているから、うみの気持ちで接しても無駄」

などという判断をするべきではないでしょう。


相手がどう思っていようが、まずはとにかく相手の気持ちや
考えを受け入れ認める。

これを、とことんまでやること。


そうやって、相手を受け入れ・認めることが出来たら、
自分自身の行動も変わるはずなんですよね。

「受け入れて認めても、相手が変わらないんですよ」

といいながら、自らの発言、行動は一切変わっていない、
としたら、それは果たして、相手のことを受け入れ認めて
いることには、ならないんじゃないか。


松下幸之は、熱海会談の時に、あれだけ販売店の努力不足を
批判しながらも、最後には、涙を流して謝罪し、そして69歳で
現場の第一線に復帰し、全国を飛び回ったんですよね。

これこそが、相手を受け入れ・認めるということのお手本のように
私は思うのです。

ですから、うみの気持ちで接することにしようと決めたとき、
もし、相手を受け入れ、認めても、相手に変化が起きない
のであれば、この松下幸之助の姿を思い出し、


 ★ 自分はここまで相手を受け入れ認めていたか


と、自問自答しようと思う様にしたんですよね。

すると、たいていの場合、まだまだ自分側の受け入れ・認め不足
であると、思い知らされるんですよ。

ということで、うみの気持ちで接してもうまくいかずに悩んで
いる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。




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  ● 編集後記
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ネットで見つけた、ちょっと素敵な話。

  675 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
    :2010/10/31(日) 23:06:34.28 ID:MpoIWlzR0

  さっきテレビでやってたんだけど、
  「天国に持って行きたいものは?」
  という質問に「花束」と答えてたおじさん。

  その理由が

  「奥さんに久しぶりに会うから」

  素敵だと思った。



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