こんばんは!
水野です。

発行が遅くなってしまい、すいませんでした。

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さて今日は、月曜日のメルマガの続きを考えてみたいと
思います。


では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 赤毛のアンは罰ばかり受けていた
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おそらく、知らない人はいないというくらい有名な「赤毛のアン」

日本でも、映画やアニメになり、多くの人たちの心を
虜にしました。

私もそのうちの一人でして、ミーガン・フォローズ主演の
映画は、もう何十回見たか分かりません。


男の孤児をほしがっていた老兄妹のマシューとマリラの元に
手違いでやってきてしまった赤毛の女の子、アン・シャーリー。

その彼女が二人に受け入れられ、そして成長していく姿が
描かれている物語ですが、主人公のアンの行動が、もう
とんでもないんですよね。

マリラの友人であるレイチェルを、引き取られて早々である
にもかかわらず怒鳴り散らしたり、赤毛をからかったギルバートの
頭を、思い切り石版で叩いたり……


その都度、部屋に閉じ込められたり、黒板に「自分は悪い子です」と
100回書かされたり、といった罰を受けています。

しかし、これらの罰を受けて、果たしてアンは心から反省
したのでしょうか?
 
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  ● 罰則で人は成長するのか?
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今回、このメルマガを書くにあたり、改めて赤毛のアンの映画を
見直してみたんですが、興味深かったことが2点ありました。

まず一つ目は、


 ■ アンは罰を受けたことによって反省したことはなかった


ということ。

レイチェルを罵倒したときも、ギルバートを石版で殴ったときも、
罰を受けたことによって反省をしているそぶりは全くありません。

確かに、目上の人を罵倒したり、乱暴を働いた、ということ
事態は反省しているところを見せました。

しかし、その反省も、罰を受けることによって生まれたものではなく、
あくまでも自らの行動を振り返ってのこと。

かつ、自分の行動をすべて反省しているわけでもなく、あくまでも
部分的な反省だけであり、相手に対して100%わびることは
ありませんでした。

つまり、罰を与えた側の思惑というものがきちんと機能して
いなかったわけです。


もうひとつ、映画を見ていておもしろかったのは、

 ■ アンが罰を受けるシーンが、後半は全く出てこなかった

ということ。

アンは、成長しても突飛でうっかりな行動はなくなりません。

屋根から落ちて足をくじいたり、プリンのソースにふたをせず、
ネズミをおぼれさせてしまったり、穴の空いた船に乗って
おぼれそうになったりと、とにかく騒ぎを起こしていきます。

しかし、物語の後半になると、そのことに対して罰を与える、
というシーンが殆ど出てこなくなったんですよね。

まあ、フィクションの物語だからだといわれてしまえば
それまでなんですが、しかしこれにも意味があると私は
思うのです。

なぜなら、この映画で描かれていることは「アンの成長」であり、
罰を与えられたアンが、ちっとも反省していない姿を描いている
のは、

 ■ アンは罰によってコントロールされる人間ではない

ということを表していることになるんですよね。

だから、多分マリラはアンに対して罰を与えるという
教育をすることはしなくなっていったのでしょう。

その甲斐あって、アンはのびのびと育ち、自分の力を
存分に発揮出来、あれだけすばらしい女性に育ったのだと
思うのです。

もちろんここまで成長できたのは、マリラがアンをちゃんと
受け止め、人として接してきたからこその話であり、また
アン自身の性格や資質も相応にあったからこそでしょう。

でも、この映画を見ると、

■ 教育的見地で考える、罰を与えることの効能

というものについては、よくよく考えないといかんなあ
と思うのであります。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

         罰を与えることで人は成長しない

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今回は一貫して、教育的観点で罰というものを考えてみました。

その上で、改めて思うのは、


 ■ 罰は、人を育てるということに直接つながらない


ということ。

罰を与える目的は、あくまでも

 ■ 許される行動規範を示し、それから外れさせないこと

でしかないんですよね。

いってみれば、ここからここまで行動していいけど、この線の
向こう側にいっちゃ駄目だよ、超えたら痛い目に遭うよ、と
いう境界線を教えることが、罰を与える目的になると思うんです。

ここには、成長の要素は殆どありません。

しかし、多くの人は、罰によってコントロールされやすい
ため、往々にして指導者は、、安易に罰を教育の現場に
持ち込んでしまうんですよね。


もちろん、罰は一切不要だとは言うつもりはありません。

でも、多用するのは、教育者としては手抜きだと思うんです。

罰で指導者が期待する行動を起こさせるだけでなく、自発的に
行動を起こしたいと思わせるような教育が必要でしょう。


アンは最初、孤児ゆえの偏見で色々と虐げられていましたが、
持ち前の明るさとイマジネーション、そして、ギルバートへの
ライバル意識で、勉強が出来る生徒に育っていきました。

しかし、ミス・ステイシーが教師としてアンの学校に赴任して
からは、彼女がアンの資質を認め、それを最大限に支援したことが、
彼女の、人間としての大きな成長につながっていたように思います。

その後、アンは学校の先生になりますが、彼女もまた、
生徒たちを信じ、応援することを信条とする教育を
行っていたようにみえます。


こうして考えると、もしあなたが教育者の立場にいるなら、まず、


 ★ 教える人を信頼し支援しようとしているか


ということを、罰を与える前に十分やっているかどうか、
確認しておくことは必要かもしれませんね。


罰はいつでも与えられます。

その前に、教育者として、本当に相手に対して信頼し支援して
いるか、是非自問自答してみてくださいね。


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