おはようございます!
水野です。

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さて今日は、ある会社がとった、業務改善について、
あなただったらどうするか、考えてみて頂きたいと思います。

発行したメールマガジンをご紹介しましょう。

では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 左折で起きるトラブルを避けるために……
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株式会社武蔵野の小山昇社長といえば、勉強熱心な中小零細企業の
経営者ならば、おそらくご存じの方だと思います。

ダスキンのフランチャイズ店をメインとしながらも、その経営手腕が
高く評価され、多くの中小企業経営者の方たちから師と仰がれ、
多くの企業をコンサルティングしている方でもあります。

著書も多数お持ちで、私も何冊か拝読させて頂いておりますが、
非常に具体的でわかりやすく、何をどうしたらいいかが明確に
書かれていて、勉強になります。

小山社長は、仕組みを使って、経営を回していこう、と提唱
している方ですから、これらの教えは、精神論的なものではなく
常に具体的であり、かつ実践的なんですよね。


こちらの会社は、自社内の見学会というものを定期的に
開いていて、社内で、一つ一つの業務を、どうやって
仕組み化しているか、ということを会員企業の方たちに
見せているそうなんです。

その見学会に行かれた人の話を以前聞いたことがあるのですが、
その中で、非常に興味深い話がありました。


武蔵野は、営業車を多数保有しているのですが、その車が
一時期、近所で事故を頻繁に起こしていたそうです。

会社の前の道を左折し、その先のT字路をまた左折していくと、
本通りに早く出られるのですが、その左折した先にあるT字路の
所にある酒屋さんに、年に数回、曲がりそびれた自動車が
突っ込んでしまい、酒屋の主人から怒られてしまう、ということが
起きていたそうです。

そのたびに、小山社長は、社員に対して厳重に注意するように
していたそうですが、同じようなトラブルはなかなか無くなら
なかったのだとか。

そこで、二度と同じような事故を起こさないようにするために
小山社長がとった方法とは、


 ★ 会社の前の道を左折禁止にする


というもの。

左折した先にあるT字路で事故が起きるならば、
そのT字路を通らないような仕組みを作ってしまえばいい。

こういった、至極単純な考え方で、会社の前の道を「左折禁止」
としたおかげで、あれだけ続いていた酒屋に車が突っ込んでしまう
事故が、当たり前ですが、ぴたりと無くなったのだそうです。


まあ、種明かしをされてしまえば、当たり前ではあります。

しかし、実際は、会社の目の前は左折禁止という交通ルールは
無いわけですし、本通りに出るには、右折経由でいくと、そこそこ
遠回りになってしまいます。

であるならば、普通に考えれば、そういうルールを作ったとしても、
素直に守る社員ばかりとも言えないんじゃないか。

少なくとも、私だったら、言うこと聞かずに、社長に内緒で
左折をするけどなあ、と思い、その知人に、素直にこの疑問を
ぶつけたのです。


友人も、同じようなことを思ったらしく、その社長に対して、
ストレートにその質問をぶつけたのだとか。

その質問に対する社長の答えを聞いて、なるほど、やっぱり
すごい人はすごいんだなぁ、と思い知らされたのでありました。
 
 
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  ● 仕組みを定着させるためには
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多くの企業で頻繁に起きている悩み事のひとつに、

 ■ 仕組みを作ったもののそれが定着しない

というものがあります。

理論的には完璧で、水も漏らさぬようなルールや
マニュアルを作ってみたものの、その仕組みが
全く使われないまま、うやむやのうちに、今までの
ルールややり方がまかり通ってしまっている。

こういう経験って、リーダークラスの人なら、
一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

このとき、おそらく多くのリーダーたちは
こう思うでしょう。


 「何で決めたことを守らないんだ!」

 「この程度のことなら、子供だって守れることだぞ!」
 

と。

しかし、現実では、大の大人が、あなたの決めたルールや
仕組みを、あざ笑うかのごとく守らないでいるわけです。

この状況をいったいどう解決したらいいでしょうか。


先ほどのお話で上げた、小山社長も、実は全く同じことで
悩んだことがあるそうです。

左折禁止、と言うルールを決めた当初も、いくら言っても、
面倒がって左折をしてしまう車が、後を絶たなかったのだとか。

そこで小山社長が取った行動とは、いったい何だったのか。


それは、極めて簡単で、なおかつ確実な方法でした。

つまり、どうしたかというと


 ★ 毎朝車が出る時、小山社長自らが左折しないよう出口を見張った


というものです。

はあ? と思った人や、ばかばかしい方法だ、と思った人も
いらっしゃることでしょう。

わざわざ、社長がそこまでのことをやる必要があるのか、と。

しかし、私はこの方法、大変すばらしいものだと思うんですよね。

なぜなら、これほどわかりやすく、全社員に対して、


 ★ この仕組みを徹底させる、という社長の意志を知らしめる


方法は無いと思うからです。

翻って、仕組みやルールが上手く回らない、と悩んでいる
人たちは、この至極単純で簡単なことをやっていないケースが
ほとんど。

だから、もしあなたの組織で、同じような問題が起きているならば、
小山社長を見習って、


 ★ 仕組みやルールが徹底されるまで、体を張って守らせる


事をやってみてはいかがでしょう。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

    仕組みやルールは、トップが体を張って守らせるもの

‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●

こんなことを言うと、

 「会社の出口で待ち伏せして車を右折させるなんて、
  社長のやる仕事じゃないんじゃないか」

と思う人も出てくるかもしれません。

確かに、その行為だけをピックアップして評したら、
社長がやるようなことではないように思います。

私も、数年前だったら、同じようなことを思い、
自分だったら、もっと生産的なことに時間を
使うだろうなあ、と思っていたことでしょう。


しかし、大元に立ち返って、社長の仕事について
考えて見ると、


「目的とする結果を生み出す最高責任を背負うもの」


と言えるのではないかと思うんです。


その考え方から立ってみると、小山社長の行為は
きわめて正しく、社長としての責務を果たしている
と思うんですよね。

普通に考えたら、社長がやるべきではないことすら、
結果を出すためならばやってやるという姿勢を、
末端の従業員までにも見せきること。


言葉を超えた行動によって、自らのメッセージを
伝えきるという覚悟を見せる、小山社長の行動が
あるからこそ、あの会社は仕組みやルールが定着
するんですね。


こうしてみると、仕組みやルールが徹底できないのは、
従業員が悪いのではなく、リーダーに問題がある、
ということを思い知らされます。

私も、この話を聞き、改めて襟を正さねば、と
思ったのでありました。



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  ● 編集後記
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中国の伝統芸能のような映像なんですが、顔のお面が
鬼のような早さで何度も変わるんですよね。

仕掛けはいろいろと想像できるような気がするのですが、
それでもこのパフォーマンスは素晴らしい。

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