おはようございます!
水野です。

本編の前にお知らせを。

12月6日に、

  「明日の仕事が楽しみだ!」

というコンセプトの読者勉強会を開催いたします。

テーマは、

 〜やり甲斐を感じる仕事の取り組み方を考えよう!〜

です。

今取り組んでいるご自身の仕事に対して、今以上に
やり甲斐を感じる様にするためにはどうしたらいいか。

みんなで一緒に考え、翌日の仕事へのモチベーションを
高めていきましょう!

ということで、ご興味ある方は、是非いらしてくださいね。

詳細とお申し込みは、こちらからどうぞ

 → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=153


さて今日は、とある企業研修を見学させて頂いたときに
感じたことをお話しましょう。

では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 優秀な主任、だと思ったら……
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先日、ある研修講師の方とご縁を頂き、その方の研修の
立ち会いをさせて頂きました。

その会社は、社歴も長く、規模もそれなりに大きい
組織で、今回の研修では、その中でも、比較的年齢層の
高い主任職の方たちを対象にしていました。

私は後ろの方で、研修の一部始終を見学していたのですが、
参加者の中には、非常に優秀な、いわゆる「出来る人」と
いう方たちが、結構目に付いたんです。

発言も切れが良く、しっかりと自分の意見もいい、
人の発言に対しても、間違いだと思ったことは、
論理的説得力を持って、びしっと切り返す。

参加者の2割くらいが、そんな感じの人だったんです。

私は、そんな切れ味のいい発言を聞きながら、
なるほどそういう考え方もあるのか、とうなずいて
いました。

ただ、しばらく見ていると雰囲気が何となくおかしい。

多分、本人は無意識なんでしょうが、彼ら、なぜか
不自然なくらい「出来る人」アピールをしている
ように見えるんですよね。


しかも、その言葉を聞いていると、何とも言えない
イヤな気持ちになってくるんですよ。

いったいこのイヤな気持ちは何だろう。

そんなモヤモヤした気持ちのまま、昼食時間を迎えました。


私は、参加者の皆さんたちと離れ、講師の方と一緒に
食事を取りました。

で、食事中、私が

「参加者の中に、何人か『出来る人』って感じの人が
 いましたね」

と話を振ってみると、講師の方は、ああ、とため息をつき、

「そうなんですよ。でも彼ら、降格させられて今の役職に
 付いているんですよねぇ……」

と教えてくれたのでした。

それを聞いたとき、私は、モヤモヤした気持ちになった
理由が分かり、なるほど、と納得したのでありました。

なぜなら、

「『出来る人』であるがゆえに人の上に立てない理由」

が明確になったからです。

さて、その理由とは、いったいなんでしょうか?
 
 
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  ● 「出来る人」なのに認められない人の特徴
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「出来る人」であるにも関わらず、降格されてしまった
人たちの言葉を聞いていたときに感じたのは、ある種の
冷たさというか、居心地の悪さでした。

なぜそう感じるのか、思い返して分析するに、それは


 ■ 無意識のうちに相手を見下し否定する姿勢


なんですよね。

彼らの発言は、必ずと言っていいほど、人を見下し、
否定する意味合いの言葉が入っているんですよね。

おそらく、彼らを見ていると、自分自身のことを
「出来る人」だと思っている様子が、多々見られます。

しかし、この「出来る人」と言う考えそのものが、
他人と比較して、自分が秀でている、という
考えそのものなんですよね。

だから、彼らは、無意識のうちに、自分以外の人間を
見下したり、否定したりしてしまうんです。

絶対そうに決まっているんです。


なんでこう言い切るかというと、恥ずかしながら、私自身も
ちょっと前までは、自分が「出来る人」であると思っていた
からなんですよね。

特に、今を遡ること10年以上前には、謙虚さなどかけらも
持ち合わせず、なおかつ自分自身に大いなる誤解をして
おりました。

その時の私は、自分が「すごく出来る人」だと思っていました。
(ああ、痛々しい……)

ですから、相手が間違っていると思ったら、まっすぐ
その考えをぶつけ、他の人がやっている作業に対して、
こうした方がいい、と思ったことは、遠慮なくアドバイスを
していました。

かみさんとは、結婚前に同じ職場で働いていたのですが、
一度ものすごく怒らせたことがあります。

それは、事務所でクライアント向けに発行する事務所通信の
原稿を書いていたときのこと。

かみさんが書いた文章が、私の目から見ると何ともおかしいので
よかれと思って駄目出ししたんですね。徹底的に。

そしたら、急にぶち切れて

 「ここはあたしのコーナーなんだから、好きに書かせてよ!」

と怒って、それ以来耳を貸さなくなってしまったんです。

当時の私は、

 「なんで素直にいいアドバイスに従わないんだ。
  これだから文章の書き方を分かってないヤツは……」

なんて思っていたんですが、今から思えば、人として
一番分かってないのはお前だお前、とグーで殴って
やりたいくらい、どうしようもない人間でありました。

しかし、そんな私と、かみさんはよく結婚したなぁ、
と思ったりしたのですが、それは今回の話とは
関係ないので脇に置いて次に進めますね。


ということで、自分のことを「出来る人」と思っている人は、
私ほど露骨に外に出したりはしないであろうと思いますが、
無意識の中で、「出来ない人」と自分がレッテルを貼っている
人たちを見下し否定してしまっているんですよね。

まあ、確かにそういう人たちは頭も良く、能力も高いため、
ある程度の所までは、評価されて昇進したりはします。

しかし、リーダーとして人を束ね、集団として成果を出して
いくことを求められるような立場になると、とたんにうまく
行かなくなってしまう。

自分が「出来る人」であるということの意識が強すぎ、
「出来ない人」に対して、見下し、否定してしまい、
不満やいらだちを常に持ち続けてしまう。

露骨に出さないまでも、そういう気持ちでいることは、
周りの人にも伝わりますから、おのずと人も離れ、人望も
失い、誰も付いてこなくなる。

そうなると、結果として、「出来ない人」の烙印を押され、
降格させられてしまう。

しかし、自分は「出来る人」だと思っているので納得いかず、
さらに自分の能力を外に見せつけ、それを認めない人を
無能扱いし、さらなる泥沼スパイラルに突入してしまう……


この間の研修で見た「出来る人」たちは、まさに
その泥沼スパイラルの中であえいでいる人たちでした。

そして、その姿は、まさに数年前の私の姿とまるっきり
かぶってくるぐらい、そっくりだったんですよね。

もしあなたが、自分のことを「出来る人」だと思って
いるにもかかわらず、思ったほど評価されていないと
思うのなら、この泥沼スパイラルにはまり込んでいる
かもしれませんね。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥

           今日のトーク術・まとめ

 「出来る人」であるがゆえに、無意識に周りを見下していないだろうか?

‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●

では、「出来る人」なのに認められていない人は、いったい
どうしたらいいでしょうか。

私が思うに、多くの人とつながり合い、そしてその関わりの
中で、人を成長させ、組織で成果を出していきたいのならば


 ★ 「出来る人」を捨て「出来た人」を目指す


ことが必要だと思うのです。

私自身、2002年に心を入れ替え、講師業を目指してからも、
しばらくは、「出来る人」にこだわっていました。

しかし、その時は、上手く人を育てられるような人間には
なれなかったんですよね。

で、ちゃんと人を育てられる人はいったいどんな人なのだろう
と思って、色々探して回り、観察したり話を聞いたりしていた
んですが、そこで出会った方たちに共通していたのは、この

「出来た人」

と言うことだったんですよね。

では、どうやったら「出来た人」になれるのか。

さらに観察してみると、出来た人たちは皆


 ★ 対峙する人に、信頼・尊敬・感謝の気持ちを持つ


ことを心がけているとうことを知りました。

なるほど、信頼・尊敬・感謝の気持ちだな。
だったら自分もやって見よう。

そう思って取り組んでみたんですが、これが意外に難しい。

ついつい、「出来る人」の視点で人を見てしまうから、

「うーん、こいつはこういうところが信頼できないからなあ」

「うーん、こいつはこんなこと言うから尊敬できないなあ」

「いーん、こんな程度のことじゃ、まったく感謝できないなぁ」


と、いった感じに


 ■ 信頼・尊敬・感謝することに対し、常に条件付けをしていた


んですよね。

だから、結局元の木阿弥で、信頼・尊敬・感謝が出来ないまま、
結局「出来る人」泥沼スパイラルに戻っていってしまいました。

なので、もう一度、「出来た人」たちに話を聞いてみたところ、
彼らは私に、


 ★ 信頼・尊敬・感謝の気持ちは、無条件で持つもの


だと教えてくれたのです。

確かに彼らを見ていると、付き合って間もない人はもちろん、
合ったばかりの人に対しても、開けっぴろげの気持ちで、
信頼・尊敬・感謝の気持ちを持って接しているように
見えるんですよね。

ということは、彼らの人付き合いのベースには、
常にこの3つが存在している、ということが前提
だということのようです。

ここが、信頼・尊敬・感謝は、条件を満たしたときにのみ
持つもの、と考えてしまう人たちと、圧倒的に違うところ
のようです。

私自身も、最初はこの考えに面食らい、とてもじゃないけど
そんなことできない、と思いましたが、彼らの素晴らしさを
目の当たりにすると、出来ないとあきらめてしまうのもどうか
と思い、つねに信頼・尊敬・感謝の気持ちを持って、人と
接することに努めているのであります。

まあ、そうは言っても、すぐに出来るようになる訳はなく、
日々精進し続けているのでありますが……



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   なかなかお返事ができませんが、
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  ● 人材育成担当者様対象 ワークショップのご案内
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私のビジネスパートナーに、シックス・スターズ・コンサルティングの
原田由美子さんという方がいます。

彼女は、私を法人研修の世界に引き込んでくれた恩人であります。

友人の引き合わせで、初めてあったのが2007年の3月。

大きな組織に勤めたこともなく、部下を持って働いたこともなく、
なおかつ法人研修ほぼ未経験だった私が、果たして企業なんかで
研修など出来るのだろうか、といぶかしがりつつ、今までどんな
セミナーをやってきたのかをお話しました。

その打合せの数日後、返ってきたリクエストは、

「水野さん、リーダーシップ研修をやって下さい」

という、想像の斜め上を行くもの。

人の話を聞いてたのかい! と思いつつ、なんでそんなこと
リクエストするのかを聞いたところ、

「1日で行動を変える結果を出しているって、リーダーシップ
 以外のなにものでもないじゃないですか」

という、ぐうの音も出ない返答。

結局、「セルフリーダーシップ研修」と言うオリジナル
カリキュラムを作って、2007年の7月より、研修を
開始。

以降5年間、大手から中堅企業まで、研修を担当させて
頂いておりますが、スポット的な研修以外は100%の
リピートを頂いております。

それもこれも、みんなこの原田さんの卓越した

 ★ 企業のニーズを掴み、講師の資質を引き出してマッチさせる

能力の賜なのであります。

その大切なパートナーである原田さんが、企業の人材育成
担当者向けに、ワークショップを開催しますので、ご紹介
させて下さい。

ということで、以下原田さんからのご案内をお読み下さい。

********************************

 人材育成担当者様対象 ワークショップのご案内

 2012年度入社新入社員育成
 〜変化に強い社員を育てるための、計画・企画づくりのポイント〜

********************************

●ワークショップ企画背景

 リーマンショックを乗り越え、経営回復の兆しが見えた
 ところで、東日本大震災、タイの洪水被害、欧州の金融危機、
 アメリカのデフォルトへの懸念、TPPへの参加など、
 企業の経営環境は、常に大きな変化にさらされ、
 その対応を迫られています。

 一方で、就職活動に臨む学生、採用された新入社員は、
 無意識に企業に安心・安定を求め、入社します。

 そこには、心理的ギャップが生じています。


 私たち人材育成にあたる者は、そうした心理的ギャップの
 存在を理解した上で、変化に対応できるよう、
 新入社員を育成していく必要があります。


●本ワークショップのねらい

 そこで本ワークショップでは、現在効果を上げている、
 社員を変化に強くしていくための考え方や、計画・企画の
 立て方などをご紹介いたします。

 また、各社様のお考えや取り組みを情報交換いただくことで、
 新入社員、ひいては、先輩や上司世代の育成にお役立て
 いただきます。


●概要

 日時:2011年12月7日(水) 13:30〜16:30
 会場:東京国際フォーラム G棟 G401会議室
 参加費:無料
 対象:企業内 人材育成、教育研修ご担当者様
 http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=155

 ファシリテーター:Six Stars Consulting 
            代表取締役 原田 由美子


是非、貴社様の新入社員育成、或いは、今後の
人材育成のヒントにお役立ていただければ嬉しく思います。

お申し込みは、Six Stars Consulting ホームページより
お申込みください。

http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=156


お申し込みをお待ちしております。
 
 
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● 参加者の行動を変え、成果を生み出す研修・セミナーの構築手法を学ぶ

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 DVD教材はこちら
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     先着100名の方には、9,800円→7,350円で提供中!


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  ● 編集後記
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その後、親戚のおっちゃんは僧侶に謝りに行ったのだろうか……

299 名前: 本当にあった怖い名無し [sage]
 投稿日: 2008/06/30(月) 02:20:10 ID:3k+PVjKu0

 じーさんの葬式の時なんだけど。
 俺もあんま知らない親戚の子供(4〜5歳)が葬儀中に騒いでいた。

 んで、あんまり酷かったので親戚のおっちゃんが

 「うるせーぞこのクソ坊主!!」

 と怒鳴りつけた瞬間、お坊さんの読経がピタっと止んでクソワロタ

 10秒くらいしてから子供のことだと気付いた坊さんが
 読経再開したが、その場にいたほとんど全員の肩が震えていた。


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