おはようございます!
水野です。

本編の前にお知らせを。

急な告知のため、果たして人が集まるかと思われました、
研修カリキュラム構築セミナーですが、何とか形に
なるくらいの参加者に恵まれまして、先日の土曜日
無事終了致しました。

次回開催は6月頃になるかと思いますので、ご興味ある方は
今しばらくお待ち下さいませ。

もし待ちきれない、という方は、開催までの間に、
こちらの方で勉強して頂けると嬉しいです。

 → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=1473


さて今回は、あるボランティア活動家の方から聞いた
考えさせられる話をご紹介したいと思います。

では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ● ボランティア活動家の本音
───────────────────────────────────

先日、ネットでも配信されているテレビ番組動画
「西部進ゼミナール」と言う番組を見ていました。

この番組は、元東京大学教養学部教授の西部氏が
ホストとなり、各界で活躍している人をゲストに
招いて、30分語り合うという番組。

さすがに元東大教授と会って、なかなかディープで
歯ごたえのある番組になっています。


で、今回私が取り上げるのは、ボランティア活動家の
三浦小太郎さんがゲストに登場していたときのお話。

三浦さんは、「北朝鮮帰国者の命と人権を守る会」の
代表で、北朝鮮から逃げてきた脱北者の支援活動を
ボランティアでされている方です。

この番組では、ボランティア活動のプロである三浦さんが、
ボランティアの本質や、ボランティア活動はどうあるべきか、
といった事を、西部氏らと本音で語っていました。

私も、ボランティアというものを勘違いしていた
こともあり、実に刺激的なお話がたくさん
出てきました。


が、その中でも、一番驚き、そして納得したのが、
困っている人や貧しい人たちのこと。

三浦さん曰く、ボランティアの世話になる、
こういった方たちは、極めてプライドが高い
人たちなのだとか。

だから、ボランティア活動をされている方と、
ぶつかり合うこともしばしばあるのだとか。


客観的に考えれば、貧しく困っているのだから、
控えめで謙虚であることが当たり前だ、と
思うでしょう。

私もそう思っていました。

しかし、三浦さん曰く、お金も身分も何にも無い
状態で命からがら逃げてきた人たちには、自分の
自尊心を守るプライドが無いと、やっていけない
のだとか。

だから、ボランティアを受ける立場と、ボランティアを
行う立場との間で生まれてしまう主従関係が、どうにも
耐えられなくなって、関係がこじれてしまうことも
多々あるのだそうです……
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ● プライドが高い人は貧しい
───────────────────────────────────

振り返ってみると、私自身も、相当プライドが高い人間でした。

なんてこというと、今はそんなことはない、といっている
ように聞こえるかもしれませんが、正直に告白すれば、
今もあまり変わらず、プライドは高いですね。

ただ、以前の私は、


 ■ プライドを維持するために、他人を否定し、立場を求める


ということに、かなりエネルギーを注いでいたように思います。

何かというと、他人に食ってかかって攻撃し、相手を徹底的に
否定していたように思います。

また、学級委員や班長などになりたがったのですが、
これもまた、立場や役職を得て、自分のプライドを
満たそうとする現れでした。

もちろんですが、そんな振る舞いをしている人間を、
人は尊敬したり、認めたりなどするはずが無く、結局
人間関係も良くないままに孤立していく状態になりがち
でした。

だから、ますます立場を求め、他人を否定することに
エネルギーを費やしてしま宇、という悪循環に、30半ば
まではまり込んでいたんですよね。


36歳の時に独立をしたのも、自分が組織の中にいたのでは
プライドが満たされないと思ったから、という事も、大きな
理由ではないかと、今になって思います。

まあ、幸い私は、その後事業に失敗し、借金こさえて、
人間関係もズタズタになり、食うや食わずのような状態に
まで落ち込んでしまいました。

そして、このままでは死ぬしかない、と思ったときに、

 ■ 死んだつもりになってプライドを捨てた

ことが、はいあがりのきっかけになったんですよね。

そして、まずは自分が満たされることを最優先することをやめ、
他人が満たされることを考えることに気持を切り替えました。

また、今まで恥ずかしいと思ってきたこと、みっともないと
思ってきたことにも、取り組むようになり、自分の失敗を
隠すことなく、あけすけに人に伝えるようにもなりました。

そうやって、人の役に立つことを優先して活動を続けていく
うちに、今まで、あれだけ求めていても手に入れられなかった
他者からの承認や立場を手に入れることが出来るように
なったのです。

そうやって、どうにかこうにか這い上がった今から
振り返ると、昔の自分は、経済的・物質的だけでなく、
精神的にも、とても貧しかった、と思うんですよね。

だから、もしあなたが、やたらと人を否定し、攻撃したり、
立場にこだわってしまうようであれば、

「ひょっとしたら自分は貧しい人間なのではないか?」

と疑ってみた上で、生き方を変えてみることも、考えてみては
いかがでしょうか。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥

           今日のトーク術・まとめ

  人を攻撃したり、立場に固執するプライドは、貧しい人間が抱えるもの

‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●

と言っても、本当に当人が、貧しさゆえのプライドに固執して
いる状態でしたら、こんなメルマガ読んでも心など入れ替えは
しません。

私だって、10年以上前に、このメルマガを読まされたら、
即ゴミ箱に叩き込んで、反論メールを私に送りつけて
いたことでしょう。

そりゃあ当然ですよね。だって、この文章は、当事者が読めば、
全編自分自身を否定しているようにしか読めませんから。

だから、自分のプライドを守るために、全力で否定し、
攻撃してしまう訳です。


だから、もしあなたの周りに、以前の私のような人が
いるのであれば、その人を否定したり、矯正しようと
するのは、お互いのためによろしくないと思います。

当人が気付くまで、そっとしておきましょう。


なんてことを言うと、

「でも、そんなことは言ってられないんだ!
 変わってもらわなきゃ迷惑だし困るんだよ!」

という人もいるかも知れません。

もし、自分自身が関与して、プライドの高い貧しい人を
変えたいというのであれば、始めに打つ手はひとつだけ。

 ★ 徹底的に相手を受け入れ、認め、尊敬すること

でしょうね。

そもそもその人は、他人から認められず、受け入れられない、
という、満たされない貧しさゆえにプライドが高くなって
しまったのですから、まずはその満たされない気持を
満たしてやらないことには、あなたの話など聞く耳を
持つはずがありません。

だからこそ、一番最初に、受け入れ、認め、尊敬することを
しっかりやってあげないといけないんですよね。


なんて、えらそうなことを行っている私ですが、実は
これがいまだになかなか出来ない。

そういうことをしなくちゃいけないと、頭では分かって
いるのに、いざそういった人を目の前にすると、頭に血が上って、

「こんなヤツ、受け入れることも認める事もできねぇ!
 その上、尊敬するなんて、オレのプライドが許さねえ!!」

と思ってしまうんですよね。

ただ、そのとき、三浦さんの話をもう一度振り返ってみると、
その時の、この自分の状態が、まさに


 ★ 心貧しき人のプライドと全く同じ


であると気付かされたんですよね。

うむむ……

これが、他人に対してとやかく言おうとすると、それが
そっくり自分に返ってくる、というヤツなのか……

や、やられた……



今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。

   → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=1474

  ※コメントも書けるようです。
   なかなかお返事ができませんが、
   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
 
┌──────────────────────────────────
● ライブセミナーのご案内

■ 2012年 4月20日 メルマガ読者勉強会 in 大阪

■ 2012年 4月21日 初めてのセミナー入門in 大阪

※ いずれも、現在告知準備中です。
  今しばらくお待ちくださいませ。


┌──────────────────────────────────
● 各種教材

■【1分間自己アピール講座 DVD教材】
 → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=1475

■【人の心を動かす文章の作り方 メールセミナー】
 → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=1476
 
■【高品質セミナー作成講座 DVD教材】
 → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=1477
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ● 編集後記
───────────────────────────────────

そのおばあちゃんがこれにどんな思い入れを持っているのか、
とても気になる。
きっと感動的なストーリーがあるのだろうなあ……

927 :おさかなくわえた名無しさん
  :2006/11/22(水) 12:34:31 ID:LlDpAOnT

 銀行で窓口業務をしている親戚の話。

 ある日、おばあちゃんが新規口座開設にきたので、

 「4桁の暗証番号を決めて下さい」

 とお願いしたら、えらく悩んでいた。

 「おばあちゃん、明日でもいいから決まったら教えてね」

 と言ってその日は帰ってもらった。

 そして次の日、おばあちゃんが持ってきた申し込み用紙には
 はっきりと

 「どんぐり」

 と書かれていた。