おはようございます!
水野です。

本編の前にお知らせを。

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さて今回は、とあるお店で見かけた出来事について
考えてみたいと思います。

では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 「お客様を大切にしよう」と言っていい人
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先日、所用で都心に出向いたとき、昼食をとある
ファミリーレストランで取りました。

ランチタイムを外し、少々早めに入店したんですが、
お店はほぼ満員。

私も、入店したものの、数少ないフロアの店員さんは、
すでにテーブルに着いているお客様の対応に追われて
いたため、なかなか気付いてもらえませんでした。

特に急いでいる訳でもない私は、まあ仕方が無いかと
入り口近くに立っていました。

しばらく経って、ようやく気付いてくれた店員さんが

「こちらへどうぞ」

と誘導してくれたのですが、その空いているテーブルの隣で
なにやらきな臭い雰囲気で、お客と店員が話をしているん
ですよね。

誘導してくれた店員さんも、言葉にはしなかったものの、
「申し訳ございません」という雰囲気を全身で作りながら
私をそのテーブルに促します。

一人で座るのに適したテーブルは、他には空いていないようで、
仕方なく私もそこに座りました。


隣のテーブルに座っているのは、初老のご夫婦と思われるお二人。

その男性の方が、店員さんに向かって、なにやら文句を言って
いるようなんですよね。

聞くつもりはなかったんですが、何せ真横で揉めているので、
どうしても耳に入ってきてしまったんですが、話の内容は、
水のおかわりを頼んだのに、なかなか持ってきてくれなかった、
という事について、延々と文句を言い続けているようだったんです。

まあ、確かにいらだつ気持ちは分からないでもありません。

ただ、その文句をいっている言葉の端々に

「「お客様を大切にしなきゃだめだろ!」

というフレーズが入っていたのが、心に引っかかったんですよね。

結局、そのあと5分くらいその人は文句を言い続け、帰って
行きましたが、私は、その文句を言っていた人よりも、店員さん
の方が、気の毒で仕方ないような気持になってしまいました。
 
 
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  ● 「お客様を大切にしよう」と言っていい人
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「お客様を大切にしよう」

これは、とても重要であり、かつ正しい言葉でしょう。

ですから、この言葉は、片時も忘れずに、意識しておく
必要がある、と私は思っています。


が、それは、あくまでも、


 ★ 自分の立場に課された責任と義務を意識する言葉


として使うものだと私は思うんですよね。

お客様に接する立場で、負うべき責任と義務を、しっかり
たそうとするために、


 ★ 自らに言い聞かせるために使う


のが、この言葉なのです。


しかし、世の中には、先日ファミレスで目撃した初老の
男性のように、この言葉を、


 ■ 自分の権利を主張するときに、他人にこの言葉を使う


人が、少なからずいます。

確かに、言葉だけを捉えてみれば、とても正しいことを
言っているのですが、私はこういう人を見ていると、
とても寒々しさを感じてしまいます。

もちろん、対価を支払う訳ですから、それに見合うサービスを
受け取る権利はもちろんあります。

しかし、サービスに問題があるなら、具体的な要求をするだけで
事足りる訳で、それをわざわざ、声高に権利を主張する言い方を
するというのは、いかがなものかな、と思うんですよね。

人として、何か大きな部分で勘違いしてしまっているんじゃ
ないか、とすら、思えてしまうのです。


いくら正しい言葉でも、その言葉を使っていい人と、
そうでない人がいる、という事は、気をつけておく方が
良いと、私は思うんですよね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

     その言葉は、自分の立場で口にしていいものなのか?
  
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まあ、今回の初老の男性のように、いくら不満があっても
自分自身で「お客様を大切にしろ!」といってしまうような
デリカシーのない人はそう多くはないでしょう。

しかし、


 「相手の話をよく聞こう」

 「聞く人の立場に立って話そう」

 「部下をきちんと育てよう」

 「上司をしっかり助けよう」


こういった言葉になってくると、一方的に権利を
主張する人が少なくないようです。

実際に、企業研修の現場では、


 「あの人は私の話を聞いてくれない」

 「あの人の話は分かりにくい」

 「上司がきちんと育ててくれない」

 「部下が思うように動いてくれない」


という、権利を主張するかのような文句を口にする人たちが、
少なくありません。


しかし、この言葉を見て分かる様に、


 ★ 義務と権利は表裏一体


なんですよね。

で、優秀な人は、それを分かっていますから、権利を
主張する前に、まず今置かれている立場に課された
義務を、徹底的に義務を果たして行くんですよね。

相手も、その姿勢に感化され、声高に権利だけを
主張することなく、自らの義務も果たそうとする。

こうして、


 ★ 権利の主張の前に、義務を果たす


という文化が徹底されていくと、当然のことながら、
お互いが求める権利も満たされていく訳ですから、
不満もなくなり、そして生産力も上がっていくという
善循環が起こり始めるのです。

ですから、もしあなたが、自分が得られる権利を満たして
くれない人に囲まれていたとしたら、その不満を嘆く時間と
エネルギーを、自分の立場で背負った義務を果たすことに、
徹底的に注いでみてはいかがでしょうか。

そうすれば、きっと近い将来、あなたの権利が満たされる
ときが来るでしょうから。



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  ● 編集後記
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読んでいた私も、すっごくワクワクしていたのに……

657 名前:なまえをいれてください
 投稿日:04/07/24 02:31 ID:9GAtQab4

 新入社員の頃、課内で「伝説の鈴木さん」という
 名前がよく出ていた。

 ある日、主任から
 「この書類、伝説の鈴木さんに渡してきて」
 と頼まれた。

 「どこにいらっしゃるのですか?」
 と聞き返したら、

 「伝説の鈴木さんなんだから伝説の部屋に決まってんだろ。
  3階の奥だよ」

 と言われた。
 伝説の部屋という言葉にわくわくしながら3階の奥へ行くと
 「電気設備課」があった。