おはようございます!
水野です。

本編の前にお知らせを。

4月21日に、これからセミナーをビジネスとして取り組みたい、
という方たち向けのセミナーを開催します。

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さて今回は、昨日のメルマガで取り上げた、大曽根幸三さんの
実績について考えてみたいと思います。

では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 大曽根氏、副社長時代の実績
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昨日のメルマガで、元ソニーの技術者、大曽根さんの
作られた、18箇条をご紹介しました。

【困難なことに出会ったときは】
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「持ち運べて聴けるカセットテープ再生専用機」という
当時、ニーズも市場も全くなかった製品を世に送り出し、
大ヒットを飛ばした、ウォークマンシリーズを生み出した
大曽根さん。

アップルがipodで成功したのも、大曽根さんがこの市場を
生み出していたおかげと言っても良いのではないかと思いますが、
そういったことが出来たのも、この18箇条の通りに考え
実行したからこそなのでしょう。


さて、その大曽根さん、この功績を買われ、1994年には
ソニーの副社長となりました。

そこでまず取り組み始めたのが、テープ事業部に対しての
業績回復でした。


現在は、ほとんど見なくなってしまいましたが、以前は、
音楽も動画も、磁気テープに記録して保存していました。

1994年当時もこの記録媒体は現役でありましたが、
収益的には非常に厳しい状態だったそうです。

そのときソニーは、5つのテープ事業部がありましたが、
110億円の赤字という状況でありました。

大曽根さんは、副社長になり、早速この事業部にてこ入れをし、
なんと、この翌年には、110億円の黒字にしてしまいました。

端で見ていると、魔法でも使ったんじゃないか、と思えるような
奇跡的なV字回復。

さて、大曽根さんは、一体どうやって、これだけの成果を
生み出すことが出来たのでしょうか?
 
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  ● 赤字事業を1年でV字回復させた方法とは
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大曽根さんは、そのV字回復について

 「いとも簡単です」

こともなげに言いつつ、続けてこう語ります。

 「それぞれの事業トップを総入れ替えし、

 『コストを半分に、売り上げを倍にしろ。思い切ってやれ』

 と指示したのです」

このことで、赤字続きのテープ事業部を回復させた大曽根さん。

成功した理由をこう語っています。


 「そのトップの1人が中鉢良治君(現副会長)。

  それまで彼は、窓際を通り越して“壁際族”の扱いでした。

  私はそういう連中の「圧力釜のふた」を取ったようなもので、
  彼らはしゃかりきになってアイデアを出してきた。

  たとえば5時間かけていたあるエージングテスト(経年変化試験)
  を1時間に大幅短縮した。

  材料も香港企業などから安く調達した。

  トップを替えると、今までの先入観やしがらみはなくなるものです」


いかがでしょうか。

なるほど、確かにその通り、と思う反面、このメルマガをお読みの
方たちにとっては、役に立たない話だ! と思われる方も多いでしょう。

ソニーという一流大企業の副社長という立場があったからこそ
出来た話であり、人事権がなかったり、人材に恵まれていない、
という状況で、この話を聞かされても、だからどうしたら良いのか、
さっぱり分からないでしょう。


まあ、正直申し上げて、私も分かりません(苦笑)。

ただ、ひとつ言えることは、V字回復というくらい、
ドラスティックに今の状況を変えるためには、


 ★ 上に立つ人がゼロリセットレベルで生まれ変わる必要がある


ということでしょうね。

今までの考え方、しがらみ、価値観、基準、そういったものを
すべて捨て去り、新たな理想や目標を掲げて、そこに向かっていく
ために、思い切ったことにどんどん取り組んでいく必要が
あるということです。

今いる環境に慣れ、流されてしまっているが故に、なかなか
思うような業績や結果が出せない、と悩んでいる方は、
ぜひ、人事権のある人にポジションをすげ替えられないうちに、
自らゼロリセットをして、思い切った取り組みを始めてみては
いかがでしょうか。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

   劇的な回復をしたければ、ゼロリセットをして生まれ変わろう!

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さて、本題はここから。

4月に入り、読者の皆さんの中には、新しい環境で働く
人もたくさんいらっしゃることでしょう。

そして、その中には、左遷、降格、望まない移動、といった
経験をしてしまった、という方も、いらっしゃるかもしれません。

でも、私はそういう人たちに対して、声を大にしていいたい。

これは、自分自身にとって、大きなチャンスなのだ、と。


今、時代は大きな転換期を迎えています。

今までの価値観や考え方では、これからの時代を乗り切って
行くことは、正直難しいという人も、少なくないと私は
思っています。

だからこそ、あなた自身も、今回のお話しのように、大きく
変化をしなければいけない状況におかれているのです。


しかし、人間というものは悲しい生き物で、いくら変化を
しなければいけない、という状況に追い込まれたとしても、
その人の周りの状況が、リアルに大きく変わらないうちは、
なかなかドラスティックな変化をすることが出来ません。

世の中には、自分の周りの環境が変わらないままに、
ずるずると自分を変えられないまま業績悪化、給料減少
という状況に飲み込まれている人がたくさんいます。

しかし、左遷、降格、移動、という状況を与えられた
方たちは、幸いなことに、自分の周りの環境が、
大きく変わると言うことになります。

これは、自分自身をゼロリセットする良いチャンスだと
私は思うんですよね。

事実、左遷、降格、移動をきっかけに、大きな変貌を
遂げた、という人は、少なくないのです。


あなたがそうなってしまったのは、決してあなたの実力や
能力が劣っていたからではありません。

あなたの努力のベクトルや価値観が、これからの時代を
生きる会社のニーズと、ちょっとずれてしまったために、
たまたま成果がだせなかった、ということでしかないのです。


ですから、ぜひ、我が身に起きたことを不幸と受け止め、
呪ったり落ち込んだりと行ったことにエネルギーを使わず、


「自分自身を変える良いチャンス」


と捉えて、しがらみや固定概念を取り払い、大きな成長を
遂げて欲しいと、心から願っています。



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  ● 編集後記
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やっぱり、男親はそうなりますわな、というtwitterでのつぶやき。


 もし娘ができちゃった婚になった時、娘の交際相手が挨拶しに来て、

 「覚悟はできてるんやろうな?歯くいしばれやっ!」

 って殴りかかるポーズとって、娘の交際相手が目を瞑った所で、
 肩にポンっと手を置き、

 「噛み締めるのは幸せだけにしときなさい。娘をよろしく頼む。」

 って油断させて殴りかかりたい。