おはようございます! 水野です。

本編の前にお知らせを。

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さて本日は、アンコール版として、2011年4月18日に発行した
メルマガをご紹介しましょう。

では、まいりましょう!
 
 
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  ● 山から降りて参りました
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内観。

自分の内を観察し、自分を知ること。

元々は、浄土真宗のある一派に伝わる「身調べ」というもので、
これは、飲まず食わず、その上寝ず、といった過酷な状況の中で
自らと向かい合い、自らの魂のありかを探っていく修行なのだとか。

浄土真宗で修行をされいた、吉本伊信という人が、20代の頃、
4度の挑戦の上にこの修行をやり遂げたのですが、この感動を
世に広めたいとのことで、この「身調べ」のうち、苦行・
秘密度・宗教色を排除し、だれもが出来る形にしたものが、
この内観というものだそうです。

その後、刑務所で囚人の更正に使われ始めたところ、
効果の高さが注目され、その後、人間関係の悩みや
精神的疾患の改善などにも使われ、また経営者からも
その効能を認められ、企業研修など、一般の人たちにも
広がってきたとのこと。

心理療法の側面としては、森田両方と並び、日本の心理療法の
代表的なもののひとつとしてあげられているのだとか。


その内観を行うために、私は、4月10日に、富山県の上滝駅から
車で5分ほどの、北陸内観研修所を訪ねました。

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そして、この施設で、7泊8日という時間を掛けて、自分と
向き合い続けました。

といっても、やっていることは何一つ難しいことはない。

基本的には、部屋の角に2枚屏風を立て、半畳ほどの
スペースの中で、自分が選んだ対しての自分について
過去の一定期間を区切って決め、その時の、

 ・お世話になったこと
 ・して返したこと
 ・ご迷惑を掛けたこと

について、一人でじっくり思い出す、ということを
朝5時から、夜9時までの日16時間、ただひたすら
8日間やり続けるというだけ。


でも、荒行ではないですから、食事は3度3度出ますし、
お茶だって飲み放題。

気が向いたら、外の空気を吸いに、部屋を出て行っても良い。

つらくなったり飽きたりして、途中で帰るといっても、
全く引き留められません。


実にシンプルで、かつ単調な毎日の中で、唯一人と接触
するのが、1,2時間ごとに行われる、面接官の人との
面談のみ。

このときに、自分と関わりのあった人と、その期間、
どんなことがあったかを、先ほど上げた3項目の質問に
答えるだけ。

面接官からは、特に何もアドバイスや意見や叱責など無く、
ただただこちらが話すことに耳を傾けるだけです。

それだって、時間にしてせいぜい5分程度のこと。

その面接が、1日に10回程度行われるだけで、後は
ただひたすら、上に書いた3項目について思い出すことを
繰り返していくだけなんですね。


しかし、このシンプルな質問が、非常に深い。

吉本先生は、内観を広めようと思い立ってから、
このシンプルな三項目の質問にたどり着くまで、
20年以上も費やしているのだとか。

その深さの意味や理由を語るには、内観初体験の私に
は荷が重すぎるし、そもそも出来ません。

ただ、いち内観経験者として、どんなことをこの8日間で
思ったのか、ということは語れるのではないかと思います。

ということで、今回は、8日間の内観の中で、自分自身が
思い知らされたことについて、お話ししてみたいと思います。
 
 
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  ● 感謝と反省はするものじゃない
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今回の内観に参加する前までは、私は自分に関わりのある人たちに
感謝をしているつもりでしたし、迷惑をかけたときは、反省して
いるつもりでした。

そして、感謝したら、それ相応のお礼をするし、反省したら
それ相応のお詫びをしているつもりだったんです。

しかし、今回、つくづく、もう、本当につくづく思い知らされた
ことは、


 ■ 自分は、今まで、まともに感謝も反省もしていなかった


ということでした。

今までやってきた感謝と反省は、うわべだけのこと
でしかなく、理解しているつもりだったその意味も、
実に浅はかなものだった、ということを、思いしら
されたのであります。


でも、そんな風になってしまうのは、しょうがない
かもしれません。

なにせ、忙しく生きている今の世の中で、特定の人物に
対して、何日もかけてじっくりと感謝し反省すること
など、なかなか出来ませんからね。

しかし今回、は母親、父親、かみさんに対して、8日間の
うち、丸7日間を費やしながら感謝すること、反省することを
振り返ってみた訳です。

1日16時間で7日間。合計92時間ぶっ続けで、身近な人に対する
自分のことを振り返り続ける訳ですよ。

当たり前ですけれど、今まで、そんなに時間を使って振り返り
続けたことなんかありません。

でも、そこまでやってみると、今までとは比べものにならない
位に、相手に対して、感謝し、反省する事が出来るようになる
んですよね。

その感謝と反省の度合いは、今までやっていたつもりだった
感謝と反省の度合いと比べて、比べものにならないくらいの
物でした。

例えていうなら、内観で気がついた感謝や反省の大きさが
海の広さや深さほどであったとしたら、今までの感謝や反省の
大きさは、浜辺の砂粒ひとつ分くらい。

それほどの違いを感じることが出来たんですね。


そして、改めて感謝と反省について、考えてみたのですが、
そこで気づいたことは、


 ★ 感謝と反省は、するものじゃなく、かみしめるもの


だということでした。

今までは、感謝と反省を「する」ということにばかり
意識が向き、浅いレベルで「した」つもりになって
いました。

しかし、今回は、時間をかけてじっくりと、「かみしめて」
見た訳です。

すると、今までやってきたお礼やお詫びが、実に浅く、
うわべだけのものに留まっていたことを痛感せざるを
得なかったんです。

感謝も反省も浅いものだから、それに対するお礼やお詫びも、
浅はかでどうしようもないレベルのものになっていた訳です。

今回、1週間かけて内観をすることで、人間として大切な
ことと、それが出来ていなかった自分のことを、まざまざと
思いしらされたのでありました。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ


     感謝と反省は、するものではなく、かみしめるもの

‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●

今回、もうひとつ気づかされたことは、


 ★ 感謝と反省は、大きなモチベーションを生み出す


ということでした。

仕事をしていく上で、モチベーションというものはかなり
重要だと思いますが、そのモチベーションの源泉が、


 ■ 人に対しての怒り

とか


 ■ 自分にとって楽しく喜びを感じる


ことがほとんどだということに気づきました。


しかし、今回、じっくりと感謝と反省をしたところ、
ここから湧き起こるモチベーションも、ものすごく
有効だということに気づかされたんです。

しかも、このモチベーションは、先に挙げた怒りや
喜びのモチベーションと比べて、


 ★ より質の良い仕事をすることができる


と思うんですよね。


それをこの8日間で実感した私は、今まで以上に、感謝と
反省を深めていき、それを原動力に、仕事に取り組んで
いこうと、心に誓ったのでありました。



今日のメルマガはいかがでしたか?
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  ※コメントも書けるようです。
   もし良かったら感想を聞かせて
   下さいね。
 
 
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1954年に九回にデビューしてから半世紀以上、
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  ● 編集後記
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私が7-11の店長時代は、ウォークインクーラーって
無かったんだよなぁ……

434 名無しさん[1-30].jpg sage New!
  2013/07/16(火) 13:23:12.09 ID:Hw1cmHzS0

 コンビニバイトで幸せだったことと言えば
 暑い夏の盛りにドリンクケース裏で涼めたことくらいだなあ。

 危なかったことと言えばそこで寝て凍死しかけたことかなあ。