おはようございます! 水野です。

先日、入社2年目の社員の方たちに研修を行いましたが、
その受講生の方たちの中から、研修終了後に、メールで
質問をふたつ受けました。

その質問が、若い方からよく受ける質問でありましたので、
このメルマガを読まれている同世代のビジネスパーソンにも
共有しようと思いました。

という事で、このメルマガ誌上でお答えしましょう。

まず、ひとつめの質問はこちらです。


 2年後、5年後に振り返れば、人生であそこが失敗だったと
 分かることや言えることもあると思いますが、その失敗を
 ひとつでも、今を歩く自分が少なくするには、どうしたら
 良いと、水野さんは考えられますか?

 水野さんの意見をお聞かせ下さい。


なるほど、確かに失敗は少ない方がいいと思うでしょうし、
できることでしたら、事前に回避したいと思うのも当然
でしょう。

では、実際に出来るだけ失敗を少なくする方法は
どうしたらいいか。

それを考える前に、まず失敗の種類について考えてみましょう。

世の中には、「失敗学」というものがあり、そこでは、
失敗の種類は、大きく次の3つに分けられる、とあります。


 1.織り込み済みの失敗。
   ある程度の損害やデメリットは承知の上での失敗。
   

 2.結果としての失敗。
   果敢なトライアルの結果としての失敗。

 3.回避可能であった失敗。
   ヒューマンエラーでの失敗。

(wikipediaより引用)


さて、この3つの失敗のうち、積極的に事前に避けておくべき
失敗は何か、といえば、みなさんお分かりの通り、3.の失敗
ですよね。

この失敗は、主にケアレスミス、イージーミスなどになりますが、
こういった失敗を繰り返してしまうのは、思わしくない結果で
ダメージをくらうと共に、人としても信頼を失ってしまいます。

回避可能の失敗なのですから、こちらはできうる限り、極力避ける
べきでしょう。

まあ、こちらについてはとやかく言わずとも分かるはず。


問題は、1.と2.の失敗であります。

こちらの失敗は、経験値を積み、成功ノウハウを積み上げる
ために、若いうちは特に積極的に行わなければいけないものです。

ですから、この失敗を少なくしようとしてしまうと、貴重な
成長の機会を失ってしまうことになります。

ですから、若いときに一番考えておかなければいけないことは、
失敗を減らそう、という事ではなく、


 ★ 今後につながるような価値ある失敗をたくさんする


という考え方で行かないといけないのです。

では、価値ある失敗というのは、いったいどうやって
行っていけばいいか?

これにはまず、行動を起こす前に、


 A.全ての結果を、自分の行動した結果であると受け止める


という心定めをしておくことが必要となります。

どんなに望ましくない結果、受け入れがたい結果が出たとしても、
それは、自分が選んで取った行動によって生まれたものである、
と受け止めましょう。

その上で、次は、

 B.迷わずに、決めた事を即時に実行する

事です。

失敗をするかもしれないことを行う、ということは、
大抵は初チャレンジ、または不慣れなことを行うケースが
ほとんどです。

そんなとき、気をつけておかないと、腰が引けてしまい、
中途半端なことをしてしまったり、ぐずぐずと先延ばしに
してしまうことがよくあります。

そうなってしまうと、結果も当然のことながら、まともに
出ることはありません。

それどころか、今後につながるような価値ある失敗にも
ならず、本当に無駄な失敗をしてしまうんですよね。

ですから、やると決めたら、失敗を恐れずに行動しましょう。


そうやって行動を起こすと、必ず何らかの結果が出ます。
その結果をきちんと受け止めた上で、次は、

 C.失敗の原因を行動レベルで検証・分析する

事に取り組みます。

自分がやったこと、屋良かかったことが、失敗を引き起こしている
訳ですから、それらの行動を振り返り、引き起こしてしまった失敗
という結果がなぜ発生したのかを、きちんと検証分析します。

その上で、4番目に

 D.もし次にチャレンジをする場合、求める成果を出すためには
   どうしたらいいか、という仮説を立てる

という事を行いましょう。

その際、間違っても、

 ■ こんな事、やらなきゃよかった

という、行動と思考を止めるような結論を出さないことです。

ですから、このときは、具体的に、どういうことを、どの
タイミングで、どれくらいやる、という形で、

 ★ 成果を生み出す為に行動をする、という前提の仮説

を立てるように考えましょう。

そうやって行くうちに、徐々に求める成果が出せるような
力が身についてくるんですよね。


……と、ここまでをお読み頂いたほとんどのビジネスパーソンは、

 「ああ、要するに【PDCA】ってヤツだね」

と気付くことでそう。まさにおっしゃるとおりです。

ただ、この【PDCA】のことはほとんどの人が知っているにも
関わらず、上手く使いこなしている人は、意外と少ない。

たいていの人は、

 ・PPPP……プランばかり考えて実行しない

 ・DDDD……闇雲に行動を起こして振り返らない

 ・PDS ……PDはするが、上手く行かないと、
        すぐ止めて(stop)しまう

といった3パターンのどれかに陥ってしまいます。

私思うに、こういう人は、失敗を恐れ、避けようとする気持ちが
強い人なんでしょうね。

でも【PDCA】を上手く使えずにいる人は、そうはならず、
きちんとこのサイクルを回して、どんどん成長していきます。

この違いは何から生まれるのか。

私が見る限りでは、上手くこのサイクルを回せない人は、

 ■ 【PDCA】は、恐れている失敗をしないためのツールである

と思っているようなんです。

だから、失敗をしないようにしているにもかかわらず、失敗をして
しまうために、サイクルが狂ってしまい、失敗から目をそらしたり
あきらめて辞めてしまったりしてしまうんだろうと思うんですよ。

翻って、きちんとこのサイクルを回している人は、

 ★ 【PDCA】とは失敗を財産に変える効果的なプロセスである

という事を知っています。

ですから、この際来ると途中で失敗が生まれると、喜び勇んで
その結果を受け入れて原因を分析し、改善の仮説を立て、次の
チャレンジを起こしていけるんですよね。

で、結果として、この際来るがキレイに回り、その人は
成長していく、というわけです。

ビジネスパーソンのほとんどが知っている【PDCA】。

しかし、いくらやり方や方法論を知っていたとしても、

 ★ なんのために、その方法論が存在しているのか?

という事を間違って理解してしまうと、とたんに使い物にならない
がらくたの知識と化します。

せっかく先人の知恵として受け継がれたものですから、
是非、その趣旨をきちんと汲み取った上で、ありがたく
使わせて頂きましょう。


ということで、書いて行くうちに、質問の趣旨からどんどん
ずれてしまいましたが、結構勘違いされていらっしゃる方も
多いと思いますので、是非参考になさって下さいね。


P.S.

若い世代の方たちへ。

もうひとつ、誤解の無いように言っておきますが、
失敗は若い時だけの専売特許ではありません。

いくつになっても、どれだけビジネス経験を積み、優秀に
なったとしても、失敗は必ずしていきます。

もっと言うと、優秀な人であればあるほど、たくさん失敗を
するんですよね。


ただ、その失敗は、ほとんどの場合、3.の回避可能な失敗
ではなく、2.の結果としての失敗でもありません。

優秀な人がする失敗は、1.の「織り込み済みの失敗」です。

彼らは、その失敗を、あえて積極的にしていきながら、
【PDCA】を回していき、新たな情報を収集していきます。

そして、そうやって集めていった情報を元に、絶対に成功
するしかないような戦略を立て、そして大きな成功を手に
入れるんですよね。

しかし、傍で見ている普通の人は、そういった織り込み済みの
失敗が見えないので、

 「この人は絶対に失敗しない人なのだ」

 「やっぱり、失敗というものはしてはいけないんだ」

などと思い込んでしまうんです。


ですから、くれぐれも、


 「優秀な人は失敗などしないものだ。
  私も優秀になりたいので、失敗はしないようにしよう」


といったような、愚かな考え方を持たないで下さいね。

特に、若いうちは、織り込み済みの失敗など、経験が浅いため
なかなか出来ませんから、まずは、なんにでも果敢にチャレンジを
して、2.の「結果としての失敗」を経験しながら、たくさんの
経験と情報を集めた上で、失敗を恐れないマインドもしっかりと
作って下さい。

そうすれば、30代になったときには「織り込み済みの失敗」を
あえて行うことで、さらなる経験と情報を蓄積する事が出来、
その結果、求める結果も出せるような、優秀なビジネスパーソンに
なることでしょう。

失敗は、減らすのではありません。

価値ある失敗をいかに経験し、それを上回る成果を出していく、
祖いう考え方で、自分自身をしっかり育てて行って下さいね。

P.S.2

もうひとつの質問は、明日のメルマガでお答えしますね。
 
 

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  ● 編集後記
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あー、まずい、俺、やっちゃってるわ……

748 名前:仕様書無しさん[sage]
 投稿日:2014/01/12(日) 20:05:52.96

 おっさんってカゴを持たずに手を後ろに組んで
 刺身コーナーを巡回するんだよね。

 でも、威厳をしめしたいのか、
 「刺身君たち どうかね? がんばっとるかね?!」
 といった態度。