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  ● ワーキングプア
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前日に、早めに就寝してしまったせいか、土曜日の早朝5時前に
目が覚めてしまいました。

で、そのまま起き出し、ぼーっとした頭のままテレビをつけたんですが、
そこでやっていた番組を見ていたら、頭がさえてしまい、色々と
考えさせられてしまいました。


その番組では、ワーキングプアの問題を取り上げていました。

出演していたのは、この関係の本を何冊も出しているエコノミストの方。

ワーキングプアの現状がどうなっているのかを、統計グラフなどを
見せたり、ワーキングプアが生まれる原因等を語っていました。

いわく、ワーキングプアの定義とは、年収200万円未満の
労働者であり、現在4人に1人がこのワーキングプアに
該当するそうで。

しかも、ワーキングプアの人口は年々増えている傾向にあると。

その原因は、市場原理主義が強まり、会社が株主を向いて利益を最優先
するようになったためであり、そのために人件費がしわ寄せを食らい、
所得が下がってしまった。

この問題を解決するには、最低賃金基準の引き上げ等、国としての
施策も必要だ。


と、こんな感じの話でした。

まあ、10分程度の話でしたので、どこまできちんと語れているのか
解りませんが、論調は、パーキングプアは社会的な問題であり、
個人の努力ではなく、国家的社会的に解決していく問題である、
という論調ではあったように、私は感じました。

たしかに、社会全体で考えなければいけない話でもあるでしょう。

しかし、もしあなたがワーキングプアであるのなら、この問題について、
どう考え対応していけばいいのでしょうか。
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  ● 社会の問題・個人の問題
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私自身、ワーキングプアの時代もありました。

私の場合、年収ではなく、年商が200万円でしたので、
実質は、それ以下の年収しかありませんでしたが。

しかし、これはあくまでも、自分の問題であり、社会の
問題ではないと思っていました。

これは、自分自身が独立を選んだ結果だから。

だから、自分で自分をなんとかすべく頑張り、
這い上がってくることが何とか出来ました。


では、アルバイトやパート、派遣社員という立場であり、
一生懸命働いていても満足な収入が得られない、という人であれば、
これを社会の問題にしても良いのでしょうか。


もちろん、してはいけない、ということはありません。

が、その考え方では、自分自身に降りかかっている今の問題を
解決することにはならないでしょうね。


つまり、その社会の問題を解決しようと社会が動いても、
それで自分個人の問題は解決されないんです。


なぜなら、社会の問題とは、あなたを含む大きな集団というものを
相手にしているからであり、


 ■ 決してあなた個人の問題を解決しようとしているわけではない


からなんです。

確かに、社会的な施策をとることで、全体的な統計上の数字は
改善されるかもしれません。

しかし、そのことによって、あなたの収入が劇的に改善することなど、
まず絶対にあり得ません。

むしろ、例えば政策として最低賃金があがることになったら、
会社の人件費負担が増え、経営が悪化し、給料の遅配や会社の倒産、
なんてことが起こることだって、充分あり得るんです。

つまり、あなたの収入を守るための政策が、あなたの働く場を奪うことに
なることだって、あるわけです。


そんなことを考えていたら、社会に問題解決を任せきりにしておくと
どれだけ怖いことになるか、わかってもらえるでしょうか。

つまり、


 ■ 個人の問題は個人でしか解決できない


んですよね。

もしあなたが、自分のことをワーキングプアだと感じているとしたら、
自分自身をそこから脱するためにも、あなた自身で解決するつもりで
取り組んでみて下さいね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

  個人の問題は社会が解決してくれない! 自身で解決に取り組もう!

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ワーキングプアに限らず、社会的な問題は、たくさんあります。

もしあなたがその問題の当事者である場合、どうか、人ごとのように
その問題を語って、溜飲を下げることをしないで下さい。

そういった行為は、


 ■ 自分自身を社会という言葉で薄めてしまう行為


だと、私は想うんです。


しかし、今この社会を生きている人間として、


 ★ あなたは社会にとって何よりも濃い存在


であるはずなんです。


そして、その自分の存在の濃さで、自分や、周りの人間に
いい影響を与えていこうと、本気で考えるのであれば、あなたは、
必ずその社会的問題とされる一員から抜け出すことが出来るでしょう。


そして、そういった行動そのものが、その社会的問題を解決する
唯一の方法である、と私は信じています。


どうか、自分を社会という言葉で薄めないで下さい。

そして、社会の問題でなく、自分の問題ととらえて、
その問題に向かい合って下さい。

そして、自分の力で、その問題を乗り越えて下さい。


その一連の生き様が、あなたに質の高い濃度を与えてくれ、
そして、その濃度が、自分自身の今後の人生に、
また、あなたの周りにいる人の人生に、



 ★ 自分を自分として色濃く生きよう



という想いを伝播させていくことが出来るでしょう。

私は、そんな人が1人でも多く出てきてくれることを
心から祈っています。
 
 

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  ● 編集後記
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週末に、映画「クライマーズ・ハイ」を見てきました。

1985年に起きた日航機墜落事故を題材に、地元新聞紙で働く
記者の戦いを描いたお話しです。

組織の中で、どうにもならないものを抱えながら、それでも
自分の想いを胸に働く人たちを描いた映画で、見ていて
胸打たれるものがありました。

原作者の横山秀夫さんは、組織で働く人たちの苦悩を描かせたら
天下一品ではないか、と私は思っていますが、この映画でも
そのあたりがものすごくリアルに描かれていて、胸を締め付けられる
ような気持ちで見ていました。


しかし、思い通りにならない状況の中でも、必死になって何かを
なそうとして働く人間って、かっこいいですね。

ああいう映画を見てしまうと、やっぱり中途半端にあきらめて、
変に割り切って働くよりは、どうにもならないと想いながら、
最後の最後まで粘りきって自分の仕事を全うしようとしていきたいと
改めて思いました。


しかし、本当に良くできた映画で、昭和の仕事場をしっかり表現
出来ていました。

書類がやたら多く、散らかっていながらも、人の力で効率を
図っているというような職場。

猥雑で汚らしく見えながらも、なんかこう、格好良いんですよね。

特に、たばこにしびれました。


私は、たばこをやめてから、かなりたばこが嫌いになったんですが、
映画の中で、阿鼻叫喚の仕事場の中でたばこを吸っている姿を見て、
なんか、「かっこいい!!」って思ってしまいました。

で、帰りにたばこ一箱、買って帰りたくなりましたよ。
もちろん、買いませんでしたけど。