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  ● 自分をなんとか相手に売り込みたい!
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うちの会社のホームページには、毎日いろいろな方たちが
検索エンジンを経由してアクセスしてきてくれます。

その中でも、一番アクセス数が多い検索キーワードは


 ■ 自己アピール


なんです。

おそらく、就職活動を目前に控えた大学生や、転職希望者
の人たちが多いんだろうと思いますが、月に1000人近くの
人が、このキーワードでうちのホームページを訪れるんですね。


また、私自身、専門学校などで講義を行っていたので、
学生たちから自分をどうやってアピールするのか、という
質問も受けます。



ということで、いろいろな方たちの相談に乗ったり、
セミナーで教えたりしているのですが、私が見ている範囲では、
多くの人は自己アピールが上手くないようです。

その一番の原因は、自分のことを一生懸命アピールしようと
してしまっているから。

本当に効果的に自己アピールするためには、まずは
自己アピールをしない、という意識を持つことが、重要なんですよね。


自己アピールするためには自己アピールしてはいけない。

この、一件矛盾に見える言い回し。

いったいどういう意味なのでしょうか。
 
 
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  ● 自己アピールを行うステップとは
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まずはいつものように、アピールとは何かを考えてみましょう。

一般的に多くの方たちが理解している意味は


 ■ 人々に訴えかけること


なのではないかな、と思います。

だから、自己アピールというと、


 ■ 声高に、自分の優れた点を訴えること


という風に思っている人が多いようなんですね。

でも、冷静に考えてみてください。

「俺はこんなに凄い人間なんだぞ!!」

と叫んでいる人を見て、

「おお! なんてあの人は凄い人なんだろう!!」

とは、まず思いませんよね。


実は、アピールにはもう一つ意味があって、

 ■ 訴えかける力・魅力

というものであり、どちらかというと、自己アピールとは
こちらの意味で捉えた方が良いのではないかと思うんですよね。


とすると、自己アピールをしようとする前に


 ★ 誰にアピールするのか


が重要であり、さらに言うなら


 ★ その人は何を求めているのか


ということをしっかり汲み取っておかないと、
自己アピールも大きく外してしまう訳です。

例えば、あなたがすらっとしたプロポーションの良い女性だとしても、
ぽっちゃり体型が好きな男性には、いくら自分のプロポーションを
アピールしたって、ちっとも振り向いてくれない訳です。

で、世の中には、こういった、相手が求めてもいないことを
一生懸命アピールしてしまうという、


 ■ される側にとってははなはだ迷惑な自己アピール


というものが、結構あるんですよね。


つまり、自己アピールする前に、アピールする相手の気持ちや
求めていることを、まずはしっかり確認した上で、その人に
響くアピールポイントを自分の中で見つけ、そしてそれを
会話の中で見せていく、ということが、本当に効果のある
自己アピールなんですよね。

自分の強みをいかに表現するか、という意識の前に、
相手はいったいどんなことを求めているのか、ということに
意識をむけてみると、効果的な自己アピールが出来る様に
なるのではないか、と私は考えています。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

  自己アピールをする前に、相手が何を求めているのかを汲み取ろう!

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自己アピールが先天的に上手い人は、人と話していても、あっという間に
その場の空気を作り、流れを誘導しながら、皆をもり立てて行きつつ
自分でも言いたいことを言う、ということをやってしまいます。

でも、これは普通の人には絶対にまねの出来ないこと。

まねしようと思っても、その人のオーラや性格など、とてもじゃないが
簡単に盗めるようなものではないんですよね。


私は、40歳手前までは、以前は悪しき自己アピールしかできず、
なかなか人に認められずにいました。

そんな中で、今はそれなりに自己アピールも出来る様になってきた
ということで、私なりの自己アピール向上の心がけをお話しして
おきますね。


私の場合、人と会ったら、とにかく


 ★ この人が求めていることってなんだろうか


ということを、ずっと心の真ん中においてお話しするように
していました。

 ・この人は、何に困っているのか
 ・この人は、どんなことに喜びを感じるのか
 ・この人は、何をしたいと思っているのか
 ・この人は、どんなものが好きなのか

などなど、その人の気持ちがプラスに動くようなものは
何があるのかな、ということを、ずーっと意識しながら話を
しているんですね。

もちろん、会うやいなや、ぶしつけに、

「あなたは今何に困っていますか?」

なんて聞きませんよ。そんなことしたら失礼ですからね。

話の流れの中で、その人の考えをしっかり汲み取ろうとしながら
話をしていくわけです。


そうすると、最初はよくわからなかった相手が求めることも、
だんだん解ってくるようになったんですね。

で、解った上で、その人の役に立てそうな、自分の経験や実績を
嫌らしくならないように見せていく。

そうやって訓練するうちに、交流会のようなところで名刺交換を
するだけで、仕事がとれるようになってきたんです。

相手に気持ちをフォーカスする訓練と、自分の強みをすぐに
相手に提供できる考え方。

この両方が揃うと、成果の出る自己アピールが出来るようになります。

どうか、片手落ちにならないよう、両方の訓練を積み上げて
いってくださいね。
 
 

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  ● 編集後記
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このところ、一日の仕事の締めとしてメルマガを書いていたんですが、
書き始める時間がいつも遅くなり、結局夜遅く、時には午前様に
発行するようになってしまっていました。

そのため、夕食がいつも11時を回ったりして、非常に不健康な
生活が続き、せっかくwii fitを買って測定しても、
体重の変化が起きてくれません。

また、アンケートでも、「発酵時間がまちまちなのはちょっと……」
的な声もありましたんで、来週から、早朝発行に切り替えようかと
思っています。

という訳で、少しづつ夜中から早めの時間に発行できるよう、
執筆時間をずり上げながら、体を慣らしているところであります。

これで、真夜中にヘビーな食事を取ることもなくなり、
体も絞れてくるでしょう。

早くぱっつんぱっつんになってしまったスーツを、
まとも似きられるような体型に戻さないと……(汗)