おはようございます。水野です。

いつものメルマガの前に、お知らせと御礼を。

先日お伝えしました、まぐまぐ大賞2008ですが、
本日発表を受け、晴れて予選通過となりました。

激戦区といわれている「ビジネス・キャリア部門」のなかで、
10本の中に選ばれたということで、とてもうれしいです。


ということで、今度は、大賞選抜ということになるそうで、
こちらもまた、皆さん読者の方たちによる投稿によって
選ばれるそうです。

ということで、もしこのメルマガを気に入ってくださっている
方は、是非、投票の方をお願いします。

こちらのサイト

 → http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/

より、ビジネス・キャリア部門のプルダウンメニューより
『1回3分でレベルアップ!相手の心を掴むトーク術』

を選んで頂いて投票してくださいませ。

ということで、よろしくお願います。


さて、今回は、最近興味を持っている、学校改革について、
また興味深い話を聞いたので、それについてお話ししたいと
思います。

では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 廃校寸前の女子校が……
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先日、事務所から家に帰ってきたら、かみさんがすごい剣幕で

「すごい校長先生がいるのよ! もうすごいんだから!」

と、唐突に言い寄ってきました。

一体何のことやら、と思って話を聞くと、どうやら、テレビ東京で
放送されている「カンブリア宮殿」という番組に、廃校寸前の
女子校を建て直した校長先生が出ていたとのこと。

その先生の立て直しの方法が、もう目を見張るものだったとかで、

「すごいのよぉ! 本当にすごいんだから!」

と、感嘆符を連発させながら迫ってきました。

絶対にあなたも見た方がいい、という言葉に押され、
翌日、仕事の合間にその番組を見ました。

その校長先生とは、品川女子学院の校長である、漆紫穂子さん。
親の代からの学校が廃校寸前となり、その立て直しに取り組んで
大きな成果を上げて、これが各界から注目を浴びている、
とのこと。

私、不勉強で、この学校のこと知らなかったんですが、
知り合いの教育関係者によると、つとに有名だとのことだそうで。

で、確かに、この学校改革は目を見張るものがありました。

学校名を変え、制服を替え、校舎を変え、受業を変え、と、
とにかく、変えられるものは何でも変えていくといった有様。

しかも、受業に関しては、各界の著名なビジネスパーソンを
呼んで受業を行ったり、企業と連携しながら、生徒たちと一緒に
新しい広告展開や、商品開発などをしているとのこと。

いやはや、知らなかった私は、この学校とは思えないような
学民一体の様子に大変驚きました。

私自身、県立高校で講演をさせてもらったことがありますが、
これだって結構画期的なことだったんですよね。

私立校だからこそ出来た、といえるかもしれませんが、
それの上を行くような、革新的変化と民間の参入状況を
みて、私はあっけにとられたのです。

当然ながら、生徒たちも、大変前向きで優秀な子供たちばかり。
とても、以前が1学年5人にまで落ち込み、偏差値も大変
低かった学校とは思えないような風景でした。

漆校長のこの改革力はたいしたものだ、と思って、一体その
秘密はどこにあるのかな、と番組を見ていたところ、ああ、
これこそが、改革が成功した重要なポイントなんだな、と思える
シーンがありました。

それは、おそらく話を聞くと、拍子抜けするくらい他愛のない話
だと思うのですが……
 
 
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  ● 改革が成功するということとは?
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業務改革、組織改革、風土改革など、激変が続き、旧態依然と
していたら時代に取り残されてしまうという恐れもあってか、
「改革」を行おうという人たちがたくさんいるようです。

しかしながら、この「改革」という言葉に踊らされすぎていて、
本質を忘れてしまっている人が少なくないようです。


品川女子学院でも、改革に乗り出したとき、その行動が注目を浴び、
マスコミや関係者などがたくさん集まったそうです。

そして、校舎の建て替えや、制服のデザイン変更といったように、
目につく「改革」部分を取りざたされては騒がれていたようでした。


しかし、漆校長は、番組でも言っていましたが、


 ■ そういった、目につく改革は、氷山の一角でしかない


そうです。

それ以外にも、一般の人の目に見えないような、たくさんの
改革をしてきた結果、今のような学校になったそうです。


そういった、改革を成功させ、生徒たちをやる気にさせることが出来た
一番大きな要因は何だったのか。

ここからは、私が勝手に想像することなのですが、多分大きく
間違ってはいないことでしょう。

番組を見続けていたところ、その改革の答えと思われるシーンが、
放送されていました。とてもあっさりとした扱いでしたが。

それは何かというと


 ★ 漆校長が、毎朝校門の前に立って生徒を迎える


という日課。

と、こう書いてしまうと、

「ああ、毎朝挨拶するのね。分かる分かる」

と流してしまう人もいるかもしれませんが、そんな単純な話じゃない。

私が思うに、漆校長は、毎朝校門前で生徒たちと話すことで、


 ★ 自分が行った改革が、結果として生徒たちにどう出ているのか


ということに、毎日チェックしていたのではないかと思うのです。



改革とは、一体誰のために、なぜ行うのか。

改革に取り組んでいると、往々にして、何のために改革をしているのかを
忘れてしまい、改革するという行為そのものにのめり込んでしまう
ことがままあります。

そういったことを回避するためにも、


 ★ 何のために改革をするのかを確認する行為


を、毎日の日課に取り入れることが大切なように思います。

漆校長は、生徒たちのために、学校改革に取り組み始めました。

その改革の目的を忘れず、その改革が本当に生徒たちのために
なっているかを日々確認するために、毎朝校門前で生徒たちと
挨拶と会話をする、という行為を続けているのでしょう。

当たり前すぎて、ついつい軽んじてしまうことかもしれませんが、
一番重要な「目的を忘れないことをいつも忘れない」ということ、
きちんとなされているか、確認してみてはいかがでしょう。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

何のために改革するのかという目的を、常に忘れないような習慣を作ろう!

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漆校長は、今から20年前に、学校を建て直そうと思って現在の
品川女子学院に赴任してきたそうです。

そして、その年から、次々と改革に着手し始めたそうです。

おそらく、そのときから、校門前で毎朝挨拶をするということを
してきたのだろうと思います。

そして、生徒の細かい変化を日々確認しながら、うまくいったこと、
行かなかったことをチェックし、そしてまた新しい改革に取り組んで
いったのだろうと思います。


本当に頭が下がるのは、20年経った今でも、毎朝校門に立って、
生徒たちとコミュニケーションを取っていること。


大切にしなければいけない生徒たち、彼女たちへの視線を、


 ★ 20年間よそ見することなく、注ぎ続けている


ということを、漆校長はやっているんですね。

口では立派なことなどいくらでも言えますが、シンプルで大切なことを、
これだけの間続けていくことは、なまなかな決意では、絶対出来ません。

改革に対しての本気、という想いとは、こういったように、瞬間で
爆発するような派手で大きな行為ではなく、


 ★ 小さなことを何十年もぶれずに続ける


というものにこそ、宿るのではないかな、と思うのです。

私も人を育てる講師の端くれとして、こういったことに
心を砕いていきたいと、心から思わされた番組でした。
 
 

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  ● 編集後記
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使っていた携帯電話が、うまく充電できなくなってしまいました。

充電器を取り替えようかとも思ったんですが、もう2年以上使って
いますし、料金プランや割引特典などが充実したせいか、新しい
機種に変えても、月割り支払いにしても、今までとほとんど支払いが
変わらないようですので、思い切って買い換えることとしました。


ということで、今月の中旬から機種選びをしていたんですが、
最近の携帯電話事情など全く分からないので、何がいいのか、
どんなサービスがあるのか、全然分かりませんでした。


ということで、結構大変な想いをしながら機種選びをしたのですが、
最終的にAUのW64SHにすることとしました。

画面サイズが3.5インチ。480×854ドットと、今まで使っていた
携帯電話の表示エリアの、ほぼ4倍、というサイズ。

画面がきれいで、とっても見やすく、見ほれてしまいます。

ということで、先週末に出たばかりのものを買ったのですが、
機能が豊富すぎて、使い方が本当によく分かりません。

でもまあ、そういった状態であれこれいじっているときが、
一番楽しいんですけどね。




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