おはようございます。水野です。

本日は、セミナーや研修でよく質問される、人を惹きつける自分のウリ
とはどうやって作るのかということについて考えてみたいと思います。

では、早速参りましょう!
 
 
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  ● ホームレス中学生
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2007年に発売され、2ヶ月で100万部を超えるベストセラーとなり、
2008年10月時点で発行部数が225万部を越えたという「ホームレス中学生」。

本が売れただけでなく、テレビや映画にもなりましたね。

この本、ご存じの方も多いと思いますが、お笑い芸人である麒麟の
田村裕さんが中学生のときに家を失ってしまったときの貧乏生活を
書いたものであります。


大人がホームレスになるのは、ある種当人の責任でありますが、
中学生でホームレスになってしまうというのは、本当に
気の毒だなあ、と思います。

でも、大人になった今、そのときの体験が田村さんの強烈なウリとなって、
今の自分の仕事を強烈に後押ししてくれていますね。


田村さんも、きっと今は、中学のときにホームレスになって良かったと
思っているのではないかと思います。


こういった、強烈な体験を持っている人は、それを伝えることで
自分のウリというものを見せることが出来るでしょう。

しかし、多くの人は、田村さんほどの強烈な体験を持っているわけ
ではありません。

そんな人たちは、自分のウリというものをどうやって作っていけば
いいのでしょうか?
 
 
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  ● 人を惹きつける自分のウリを作る方法
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人を惹きつけるだけのウリというものは、一体どんなものが
あるでしょうか。

一番分かりやすいものは「No.1」というものがありますね。

とにかく、何かのジャンルにおいて、No.1である、という事は、
強烈なアピール力があります。

例えそれが、昔の話となってしまったとしても、一度でも
No.1を取ったことがあれば、それはその人のウリになります。

自分自身をウリにしていこうとするならば、そういったNo.1を
作ることは是非目指して欲しいところでありますが、実際はなかなか
その栄光は手に入れられないもの。


ということで、それ以外のウリ、という事で、最近注目されてきている
ものが、


 ■ 苦労を克服した体験


というものなんですよね。


今回取り上げた田村さんも、中学生でホームレス、という苦労を
経験し、そこから這い上がって来たからこそ、その体験がウリに
なっているのでしょう。

そういった苦労話は、おそらく過去の自分を振り返って見て
いただけたら、たいてい一つや二つはあるはずです。

いや、何も田村さんみたいに中学時代にホームレスを経験した
のと同じインパクトのある体験が必要だ、というわけではありません。

そこまでのものでなくても、人を惹き付けるウリに出来る
自分の体験がある人は多いでしょう。


例えば、私の場合、全くの未知の世界であるセミナー業で仕事を
始めるに当たり、まずウリとして出したものは、


 ■ 自分自身の禁煙体験


というものでした。

禁煙なんて、この世にもう何十万人も成功している人がいる
わけですよ。

だから、私の体験なんて、別に珍しい存在でもなんでもない。

だけど、禁煙したいという人もまた、世の中に何十万人といる
わけで、その人にとっては、私の禁煙体験は、効果が得られる
のならば、お金を払ってでも聴いてみたい、と思えるものだった
わけです。


つまり、自分にとってはたいしたことではないと思える様な
ことも、見る人によっては、大変に価値のあることのように
見えたりもするのです。

だからこそ、今まで生きてきた自分自身の体験を紐解いて、
その中で克服してきたものを見つけるということに、ぜひ
取り組んで欲しいのです。

本当に人が惹き付けられるものは、口先だけの雄弁な話ではなく、
その人が積み上げてきた、過去の実績でしかないのですから。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

 自分のウリとなるものは、自分が苦労を克服した経験とその実績だけ

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もしあなたが、自分の過去を振り返ってみて、人に自慢できる様な
克服体験がない、または、会ったとしても、それを自分のウリには
したくない、という事でしたら、他にも方法があります。

それは、


 ★ これからその克服体験を実践していく


という事。

自分がウリにしたいと思っているようなことで、まだ自分が出来て
いないこと、苦手なことに、日々チャレンジし続けてみましょう。


ここでのポイントは


 ★ 毎日チャレンジすること


です。一回だけチャレンジとか、時々チャレンジでは、仮にそれで
上手くいったとしても、それをウリとすることは難しいでしょう。

そもそも、そんな安易なものをウリにしようとしている姿勢を見て
人はその人を買いたい、と思えるでしょうか?


大変なことを毎日続けるという事に、価値があり、そういうことを
出来る人がなかなかいないからこそ、その行動はウリになるんですよね。

私自身も、去年から毎日このメルマガを書いていますが、これは
自分をアピールするウリに、非常に役立っています。

とにかく、何かを続けることが苦手で、このメルマガも以前は
毎週書くことすら出来ず、1ヶ月に一度、2ヶ月に一度といった
状態までサボってしまっていましたからね。

その「毎日続ける」という苦手なことを克服するために、
あえてこのメルマガを日刊にして発行していることを続けてきた
結果、今ではこのメルマガが、自分をアピールする重要なウリの
ひとつとなってくれたわけです。

本当に、人を惹き付けるウリが欲しいのであれば、ぜひ
苦手なことを克服することに日々チャレンジする、という事に
取り組んでみて下さいね。


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  ● 編集後記
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我が家の昨日のネコブログ。

子猫の頃の写真を見せつつ、かみさんが動物と人との関わりについて
考えています。

 → http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/200901190000/


私自身、以前のメルマガにも書きましたが、犬猫を処分する
施設を取材訪問させていただきました。

その時のメルマガはこちら
【命に関わる仕事】
 → http://www.mizunohiroshi.com/archives/414323.html


確かに処分される犬やネコ達もかわいそうです。

実際にそういった処分される動物たちをこの目で見て、
いたたまれなくなりました。

しかし、このメルマガでも書いたとおり、その命を抹殺する
仕事を任されている方たちに対しても、やるせない気持ちと、
申し訳ない気持ちで一杯になります。

実際には、こういった犬猫の処分という仕組み自体を無くすことは、
現時点では難しいでしょう。

ですから、せめて命を奪われる犬猫達と、その仕事に携わる方達が
わずかでも苦しまずに済む様に出来たならなあ、と思っています。

うちのかみさんも、かみさんなりに一生懸命考えているようです。

良かったら、是非皆さんもかみさんと一緒に考えてやって下さい。

 → http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/200901190000/

署名もまたひとつの方法かもしれませんが、他にも色々出来る事が
皆さんそれぞれの立場であるかもしれません。

処分される犬猫達と、処分をする仕事をする方たちの苦しみが、
少しでも和らぐために出来る事を考えていただけたらと思います。
 
 


★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!

 → http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html