おはようございます。水野です。

さて今日は、先日亡くなられた、忌野清志郎さんのことを
振り返ってみたいと思います。


では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 清志郎さんの若き日の過ち
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先日亡くなられてしまった忌野清志郎さん。

葬儀には、著名人も沢山駆けつけ、またファンも含めて
4万人も集まったという事で、改めて清志郎さんが多くの
人々に愛されているか、という事を見せつけられました。

私自身は、ロックが苦手だったので、彼らの歌は、あまり
聞きませんでしたが、高校が同じ学校の先輩にあたるんですよね。

そういうつながりもあって、初期のベスト盤である、
「ハードフォーク・サクセッション」は持っていました。

学校付近の地元の風景が歌に現れて、とっても楽しく聞いていた
記憶があり、今でも何曲かはソラで歌えるくらい聞き込んでいました。

とまあ、私の思い出話はさておき。


そんな、今ではたくさんの人から愛されている清志郎さん。

しかし、若い頃はとんでもない人だったそうで。

1970年当時、ロックは不良がやるものであると相場が
決まっておりました。

清志郎さんも、真面目な人とは遠いところにいらしたようで。

しかも、若いうちに一回ヒットを出したあと、すぐに売れない
時代に突入し、しかも、事務所のもめ事に巻き込まれ、
飼い殺し状態にまでなってしまい。

まさに、絵に描いたような、売れないロックバンド状態。

腐った清志郎さんは、生活も結構荒れていたようで、
地元のあちこちに女を作っては、ひものような生活をし、
あげくに縁を切られるも、また次の女を引っかけて、
といった生活をしていたそうです。


本当にもう、誰が見ても、だらしのない、情けない生活。

でも、今では、あれだけの人々の心を掴み、惜しまれるような
人になったという事は、ある意味すごいことですよね。

まあ、彼は芸術家だったから、そんな生き方も特別許されるのだ、
という人もいるかもしれません。

でも、例えば宮崎県知事の東国原知事も、若い頃は、
相当ひどい状態で、傷害と淫行といった、致命的と
言ってもいい過ちを犯しましたが、今では立派に
日の当たるところで活躍しています。

他にも、昔ちゃんと生きていなかった人達が、歳を重ねたあとで
人様から認められるような立場で活躍している人がたくさんいます。

逆に、ちゃんと生き続けてきたのに、さほど活躍出来ていない
という人もまた、非常にたくさんいるんですよね。


これって、いったいどういう事なんでしょうね?
 
 
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  ● きちんと生きることが大切なのではなく
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私自身も、このメルマガで良く書いておりますが、今まで
きちんと生きてきたことがありませんでした。

というより、今もまだ、きちんと生きてはいないと思って
おりますが……

しかしながら、おそらくはきちんと生きてきた人が勤める
べきであろう、講師業なんぞに身を置いており、これはこれで
大変心苦しくあったりもするのでありますが……


しかしながら、人に何らかの影響を与える、という仕事である、
と捉え直してみると、一概に、きちんと生きなければいけない、
という事でもないように、私には思えるんです。


もちろん、誤解して欲しくないのですが、きちんと生きようと
することは、とっても重要なことだと思いますよ。

でも、一方で、人間は弱い生き物であり、往々にして、きちんと
生きられない状態も出てくるんですよね。


そんな時、きちんと生きること【だけ】が大切だと考える人は、


 ■ きちんと生きられなかったことから目を背ける


事をやってしまいがちのように思うんです。


しかし、そうやって、自分のやって来た過去に目を背けても、
その背けた経験が、代わりのもので埋め合わせるわけには行きません。

その部分は、自らが目を背けたことによって、無意味な存在となって
しまうのです。

そういう、無意味な存在を沢山自分の中に抱えている、という状態は、
まるで、穴だらけのスイスチーズのように、


 ■ 人間としての中身が詰まっていない、スカスカの状態


のように、私には思えるのです。


だから、大切なことは、きちんと生きるということではなく


 ★ きちんと生きなかったことも、きちんと見つめること


が重要なんだと思うんですよね。

昔きちんと生きていなかったのに、歳を取って活躍している人達を
見ると、皆さんほぼ全員、過去の自分から目を背けずに、きちんと
見つめ、そして、それら全てを今の自分に活かそうとしているように
私には見えます。

だめな自分、認められない自分も、きちんと見つめること。


なかなか勇気のいることですが、スカスカの人間になりたくなければ、
ぜひ、取り組んでみて下さいね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

   きちんと生きなかったことも大切にして、きちんと見つめよう!

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きちんと生きなかったことも、きちんと見つめるという事。

言葉にすれば簡単なことなんですが、これが持つ意味というのは、
本当に深いんですよね。


「見つめる」って、「見る」以上の重みがありますよね。

そうでなくても目を背けてしまいたくなるくらいのものを
「見る」だけでなく、「見つめる」という事をしなければいけない。


では、どこまで見つめたら、見つめたことになるのか。


少なくとも、きちんと生きなかった自分を見て、


 「ああ、今後はこういう生き方はしないようにしよう」


という程度の答えしか得られていないんだとしたら、それは
まだまだ見つめていることからはほど遠いものだと思います。

かといって、いつまでも、自分の過去の一時の過ちで、生涯
自分を責め続けろ、と言っているわけでもありません。


きちんと生きなかったいくつかの事実と、いつまでも共に
生き続けていく、と言った方が感覚として近いかもしれません。

その事実は、10年前に見つめたときと、今見つめたときとでは、
そこから浮き出す思いや考えが違ってくるものなんですよね。

つまり、過去の自分は、いつでも、その時々の自分に対して、
色々な「何か」を、与え続けてくれるものだと思うのです。

だからこそ、目を背けるのではなく、折に触れてそれを取り出し、
じっくりと手触りを楽しむように見つめながら、その時々の
思いや考えを巡らせる、というものだと思うのです。


多分、清志郎さんも、そうやって、自分の人生ときちんと向かい
合いながら、生きてきたんだろうと思うんですよね。

だから、自分の人生、特にきちんと生きなかったときや、
うまくいかなかったときの体験・経験は、全てが一生の
財産として、大切に扱ってあげて下さいね。


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  ● 編集後記
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再来週の土曜日に、急に中学生達の前で授業をすることとなりました。

中学校1年生から3年生までの、計120名。

ここで、いつも私が企業研修でお話しているネタを
させてもらおうと思います。

新入社員から、管理職の人達まで受けているこの研修ネタ。

それが、果たしてそのまま中学生の子供達に通用するのか。

とっても楽しみ♪


ということで、昨日の我が家のネコブログ。
啓介、くだらないことを考えているようで。

 → http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/20090512000/

啓介、でも逆もまたあり得るかもよ。
この写真を見てごらん。
(2行になっていたら、1行につなげて入力して下さい)

  → http://press.onbiz.yahoo.co.jp/imageymdb?image=R0001266_RR000044731_0.jpg&article_id=R0001266_RR000044731
 
 
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