おはようございます。水野です。

今日も、昨日に引き続き、私自身のことを、過去を振り返って
お話ししたいと思います。

では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 前回までのあらすじ
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現在、私の自己紹介も兼ね、「私の成長物語」を連載しています。

自分が起業してから今に至るまでの出来事をお伝えしながら、

「人間が成長する」

ということについて、自分の体験を元に考えてみたいと思います。

過去のメルマガは以下をご覧下さい

 私の成長物語 起業の失敗〜這い上がる決意
   → http://www.mizunohiroshi.com/archives/908545.html

 私の成長物語 這い上がる決意〜禁煙決断
   → http://www.mizunohiroshi.com/archives/909552.html

 私の成長物語 禁煙決断〜禁煙開始
   → http://www.mizunohiroshi.com/archives/910902.html


さて今回は、実際に禁煙を始めたところからの
お話であります。
 
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  ● 私の成長物語 禁煙開始〜小さな実績
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2002年9月1日、38歳。

私は、1週間の準備期間を経て、禁煙をスタートしました。

徹底的に準備をしたものの、本当にこれでやめられるのか、
まったく確信がありませんでした。

しかし、初日は無事タバコを吸うことなく終了。

2日目も、タバコの誘惑など一切無く終了。


ニコチン切れによる体調変化で、とても眠くなるという
症状は現れたものの、タバコを吸いたいという欲求は
一切現れませんでした。

予想以上のことに驚き、ものは試しと思い、会計事務所
時代に付き合いがあった、タバコを吸う友人数名に
思い切って連絡を取り、

「俺、タバコやめたんだけど、一杯飲みに行かない?」

と誘いました。

タバコを吸う人間に対して、禁煙宣言をするということは、
当然ながら、彼らがまた元の喫煙の世界に引きずり戻す
行為を誘発することとなるわけです。

私は、飲み会に参加する際、胸ポケットに封の開いたタバコと
ライターを偲ばせて出向きました。

当然ながら、彼らは私を挑発します。

「酒を飲みながらの一服は、格別うまいなぁ」

とか何とかいいながら。

しかし、私は、彼らの姿を見て、彼らが吹きかけてくる
タバコの煙を浴びても、一切タバコを吸う気が起きな
かったのです。

家に帰って、改めて考えました。

今自分はタバコを我慢しているのではなく、タバコがまったく
不要になったのかもしれない、と。

タバコを吸わない人が、「禁煙している」と言われないように、
私も今、禁煙をしているのではなく、タバコを吸わない人に
なったのかもしれない、と。


つい先日まで、1日3箱吸っていた人間がたった1週間の
準備期間で、我慢も忍耐もすることなく、タバコを吸わない
人間となれた、そんな気がする。


そして、タバコをやめて約ひと月、ニコチンが体から抜け、
眠くなるといった生理的な禁断症状もなくなってきたころ、
他人のタバコの煙が不快になるという気分にまでなって
きました。


ここまで来て、ようやく私は、タバコをやめられたという
確信を得ることが出来たのです。


金も、人脈も、資格も、経験も、何にもない私に、
ひとつだけ生まれた「禁煙」という実績。


本当に小さく、ささやかで、吹けば飛ぶようなものでありますが、
しかし、この実績は、自分の中に、ひとつの足がかりを作って
くれたのでした。


2002年9月の終わりのことでした。

(次回へ続く)
 
 
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           今日のトーク術・まとめ

 成長の内容・中身は? …… 禁煙というささやかな実績が出来た
 成長のエネルギーは? …… このままではだめになるという恐怖

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これを読んだ方たちから、


 「たかだか禁煙に成功したくらいで自信とか言ってるな!」


というツッコミが入りそうですよね。


たしかに、禁煙した人など、世の中に何百万人もいるでしょう。

だから、たかが禁煙が出来たことで、実績とか、自信が生まれた
などというのは、片腹痛いわ、という人がいても無理からぬ話です。

しかし、どん底まで落ち込み、心身ともにやつれてしまった
私には、こういった


 ★ ささやかでも自分が生み出した成果


というものは、とても大切なものであり、とても励みに
なるものだったのです。


  微々たるものであっても、でも確かに、自分が前に進む
  ことが出来た。

  ごくごく些細なことではあるけれども、自分が思い描く
  自分に近づけた。


こういう事を、些細な話、微々たる話として片付けて流して
しまうのは、当時の自分としては、もったいなくて出来な
かったんですよね。


でも、今考えてみると、このときに、このささやかな実績を
大切な財産として扱ったことが、のちに、小さな財産であっても、
しっかりと受け止めて積み上げていくことが出来るようになった、
第一歩だったのだと思います。


そして今、自分の人生がうまく行かない人たちを見ていると、
どうもこういった、


 ■ 自分が出してきた、ささやかな実績をないがしろにして
   大きな実績を追い求めてしまう


と言う人が少なくないように思います。

でも、大きな実績というのは、小さな実績の積み重ねであり、
それらをきちんと出してきた果てに生まれるものだと思うのです。


小さな実績を大切にせずとも結果を出している人たちも
もちろんいることと思いますが、その人たちは人種が違う
のでしょう。

人種が違う人たちを見て真似することほど、結果に結びつかない
方法はありません。


今、小さな実績をないがしろにして、大きな実績を追い求め、
それでうまく行かなくて悩んでいるのならば、まずは、
自分がやってきた小さな実績をきちんと認識し、その実績を
大切に扱ってください。


では、具体的に小さな実績を、どう大切に扱えばいいのか。

その話は、次回以降に続きます。

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  ● 編集後記
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昨日は、久しぶりに自宅に19時台に帰り着きました。

早い時間に帰ると、猫たちと一緒にいる時間が長くて、
くつろぎますね。

その代わり、仕事にはならないんですが。

今さっきも、あつみ♂と一緒に、かくれんぼをして
遊んでしまいましたし。

でも、楽し。


さて、昨日の我が家のネコブログ。

あつみ♂のかわいいしぐさに完全に寄りかかった内容であります。
 → http://ameblo.jp/keisukeatumi/day-20090728.html
 
 
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